イタリアンランチ | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

3月のこと、しづちゃんと八重洲のイタリアン、『ラ・テラッツァ・サバティーニ』で過ごす楽しい午後の続き。

 

飲んでいるワインは、マルケ州のピエールサンティが造る、テッレ・ディ・サンパオロ、ヴェルディッキオ、クラッシコ・スペリオーレ、2022年。

しっかりとしたボディの美味いワインだ。

 

プリモピアットの二皿目は、生ハム、ブロッコリー、茹で卵、モッツァレラのピッツァ。

 

タバスコと赤唐辛子を漬け込んだオリーブオイルも届く。

 

パリッと焼かれたピッツァが美味い。

このオリーブオイルは驚きの辛さで要注意。

 

セコンドピアット用に、二つ目のフォカッチャをもらう。

 

セコンドピアットが届く。

 

しづちゃんが選んだのは、姫鯛のサルタート、春野菜の白ワインソース。

サルタート(ソテー)された姫鯛が香ばしくて美味しそう。

 

私は、青森県産桜姫鶏もも肉のクロッカンテ、オレンジクリームソース。

皮はパリッと焼かれ、ジューシーな肉の食感との対比が面白い。

 

ドルチェは、ティラミス。

 

いっぱいになったお腹を熱いコーヒーが癒してくれる。

 

もう15時を大幅に過ぎているのに、店内は女性客で満席。

やはりここは女性に人気がある。

 

満腹満足で店をあとにする。

通路に面した壁際にもテーブルが並んでいる。

開業当時は通路から丸見えだったが、今はすりガラスの衝立で覆われている。

 

3階の『ラ・テラッツァ・サバティーニ』を出ると、2階の「ヤエパブ」に向かう。

 

休日の午後ということで、多くの人で賑わっている。

 

窓際の席を確保すると、『金獅子』で飲み物の買い出し。

 

しづちゃんと私が揃うと、飲み物は当然のごとく土佐酒。

高知のかずみさんを訪ねて、毎年一緒に高知に旅している。

香美市のアリサワが醸す、文佳人 特別純米 リズール。

使用米は非公開、精米歩合は55%。

安芸郡安田町の南酒造場が醸す、南 特別純米。

使用米は愛媛県産松山三井、精米歩合は60%。

 

日本酒でも乾杯。

南はキリリと引き締まった辛口、リズールはほんのり甘い旨口。

枡にもたっぷりこぼしてくれているのが嬉しい。

 

角打ちの枡が透明で面白いと思ったら、白鶴のマークが付いていた。

 

サクッと飲むと、帰途に就く。

何だか可愛い展示があるので立ち寄ってみる。

 

東京に暮らす10組の方々の”出会いと別れ”の物語が綴られているのだそうだ。

現代美術作家の加賀美 健 (かがみ けん)氏の作品と共に展示されている。

 

次に立ち寄ったのは、ヤンマー米ギャラリー。

 

あれ、ヤンボーマンボーってこんなにカッコよかっただろうか。

 

「塩尻ではこんなデザインの良いトラクターは見たことがない」と、しづちゃん。

 

この液晶パネルでは6人が同時に米作りを学ぶクイズに挑戦することが出来る。

 

左に問題のダイスを置き、右側に対応する解決策のダイスを探して置くと、正解なら”解決”の表記が出る。

 

害獣対策には、電気柵。

 

時間内に全問正解すると、”ゲームクリア”。

 

地下1階からの吹き抜け部分には、グリーンウォール。

この植物の手入れは大変そうだ。

 

地下1階に下りると、休憩スペースとなっている。

 

「東京ミッドタウン八重洲」の地下にも人気の店が並ぶ。

立ち食い寿司の『根室花まる』は相変わらず行列の人気店。

 

ヤエチカに出て帰途に就く。

八重洲地下街には驚くほど多くの人出。

こんな人混みを見ていると人口減少は感じられないが、首都圏への一極集中と度重なる災害発生で地方の過疎化に拍車が掛かっているのだろう。

しづちゃんと過ごす、八重洲の楽しい午後でした。