寒い冬にはジビエ料理、ニコ・チェルシー、神楽坂 2 | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

2月のこと、神楽坂のジビエ・フレンチのお店、『ニコ・チェルシー』で彼女と過ごす楽しい夜の続き。

 

前菜が届く。

今夜は一番良いエピキュール・コースをお願いしている。

 

ジビエのシャルキュトリー3種の盛り合わせ。

 

宮崎県産の雉。

 

北海道産の蝦夷鹿。

 

熊本県産の猪。

 

前菜三種の盛り合わせ。

旬野菜のカポナータ。

鹿と胡桃のポテサラ。

 

鹿と安土信長葱のロースト。

安土信長葱は糖度が高く、焼くと甘くとろとろになる。

 

取り分けたシャルキュトリーは撮影する間もなく食べてしまった。

これは取り分けた前菜三種。

鹿と胡桃のポテサラはお店の人気料理。

どれも美味い。

 

自家製フランスパンも届く。

 

飲んでいるのは、プロヴァンスのレ・ヴァン・ブルバンが造る、バロン・ド・ブルバン、ブリュット、ブラン・ド・ブラン。

 

葉野菜のサラダ。

葉っぱがとても元気そう。

肉をガッツリ食べる時は野菜は必須アイテム。

 

ここの名物料理が届く。

蝦夷鹿腿肉のタルタル。

 

柔らかな赤身肉が最高に美味い。

これを食べに来たと言っても過言ではない。

 

サラダは二人に取り分けてもたっぷりの量がある。

 

スパークリングワインを二杯ずつ飲んだあとは、白ワイン。

ロワール、トゥーレーヌのロワール・プロプリエテが造る、ドメーヌ・デュ・グラン・セルフ、2022年。

 

レモン、ライチ、白い花の香り、綺麗な果実味と活き活きとした酸、後味には心地よい軽い苦み。

ぶどうはソーヴィニヨン・ブラン100%。

 

本日のジビエソーセージ。

 

二人に取り分け。

今日のソーセージは、富山の猪。

見た目ほど脂濃くなく、旨味が凝縮されている。

 

三種類目のワインも白ワイン。

ラングドック・ルーションのドメーヌ・ポール・マスが造る、コーテ・マス、シャルドネ、2022年。

人気のスター・ドメーヌのワインで、コーテ・マスはヴァラエタル・ワインのシリーズ名。

 

洋梨や蜜入り林檎の香り、豊かな果実味、後味には炒ったナッツのニュアンス。

ジャン・クロード・マスが造るワインは手頃な価格で美味い。

 

話しは変わるが、ここのお化粧室の壁には客が書き残したカードが所狭しと貼られている。

鹿や猪の絵が描かれたものも多く、皆さんなかなか絵心があって面白い。

彼女と過ごす、神楽坂の楽しい夜は続きます。