1月のこと、ちぃさんと銀座のスパニッシュ、『スペインクラブ銀座』で過ごす楽しい午後の続き。
〆の料理はシーフードパエリア。
上に乗った海老とムール貝の他にも、中には小さな帆立がごろごろ。
海老は殻が柔らかく、頭まで全て食べることが出来る。
ちぃさんが頭を食べないというので、私がいただく。
白いんげん豆も入っている。
店長の鈴木さんがパエリアに合わせて白ワインをどうぞと大きなグラスにたっぷり注いでくれる。
スペイン、カタルーニャ州のラモン・ロケッタが造る、ロス・コンデス、マカベオ・シャルドネ、2023年。
青林檎、レモン、ライチの爽やかな香り。
フレッシュな果実味と綺麗な酸を持つ、爽快なミディアムボディ。
セパージュは、マカベオ50%、シャルドネ50%。
シーフードパエリアに爽やかな辛口の白ワインが良く合う。
デザートが届く。
バナナのシフォンケーキの上には、マカデミアナッツ入りバニラアイスクリーム。
添えられているのは、スペイン産の桃のシロップ漬け。
デザートにはホットコーヒー。
普段は砂糖は使わないのだが、黒糖の小さな砂糖をスプーンに乗せてくれたので、コーヒーに入れて味わう。
店長の鈴木さんが「〆に何か飲まれますか」と聞いてくれたので、それならばとカヴァをもう一杯飲むことにする。
三本目を抜栓してくれたので、泡立ちが素晴らしい。
飲んでいるのは、スペイン、カタルーニャ州、ペネデスのソレル・ホーヴが造る、カヴァ、ニトゥス、ブリュット。
ちぃさんと〆の乾杯。
「お二人ともお強いですね。これだけ飲まれて歌舞伎の最中に眠くなりませんか」と、鈴木さん。
「歌舞伎は面白いので眠くなりませんよ。実はバッグにお酒を一本入れて持ってきているので、幕間に飲みます」と私。
「えっ、歌舞伎座の中でも更に飲まれるのですか」と鈴木さん。
もうランチの営業時間はとっくに過ぎているが、「歌舞伎座の開場時間までゆっくりしていって下さい」と言う鈴木さんのお言葉に甘え、二杯目のコーヒーを飲みながらまったりと過ごす。
店内に残る客は私たちだけ。
そろそろお暇することにしよう。
鈴木店長に礼を述べ、満腹満足で店をあとにする。
歩いて数分で東銀座の歌舞伎座に到着。
”壽初春大歌舞伎”の垂れ幕が新年の華やかな雰囲気を醸し出している。
まずは地下の木挽町広場へ。
ここの右奥に歌舞伎座のチケット売り場があるので、ネットで購入しておいたチケットを発券。
入場時間になったので、正面入り口前へ。
まずはこれもネットで購入しておいたイヤホンガイドを受け取り。
今年の菰樽は八海山。
夜の部は三部構成。
大きな門松の間を通り、私たちも入場。
ちぃさんと過ごす、東銀座の楽しい午後は続きます。