お正月は壽初春大歌舞伎、その前に遅めのランチはスパニッシュで、スペイン・クラブ、銀座 | ワインは素敵な恋の道しるべ

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今日は時系列を飛び越えて、お正月らしい記事をアップ。

1月のこと、ちぃさんと東銀座で待ち合わせ。

 

今日は歌舞伎座の”壽初春大歌舞伎”の夜の部を鑑賞する予定。

その前に、遅めのランチを銀座でとることにする。

 

歌舞伎の夜の部は、開場が16時、開演が16時30分。

そこで歌舞伎を観る時は、13時からゆっくり食事をすることにしている。

 

今日のランチのお店はスパニッシュの『スペインクラブ銀座』。

本当はもう少し遅い時間に昼食をとりたいのだが、通し営業の店を除き、多くのレストランのランチ営業時間は15時まで。

そこで、レストランを出てから歌舞伎座開場までの一時間をどう過ごすかが問題。

 

歌舞伎鑑賞前にここで食事をするのは四回目。

今日も何時ものテーブルに案内される。

店長の鈴木さんがテーブルに来られ、「今日もこの後に歌舞伎座ですか。開場までゆっくりしていって下さい」と嬉しい言葉。

鈴木さんも歌舞伎がお好きなようで、今夜の演目についてひとしきりお話しを楽しむ。

 

過去三回は、平日の13時でもほぼ満席だったが、今日は何故かガラガラ。

私たちのあとに三組が来店したが、皆さん20分ほどでササッと食事を済ませて出て行かれる。

 

まあ、平日の午後に腰を据えてワインを飲もうという客は私達くらいかも。

 

早速カヴァを抜栓。

瓶内二次発酵のカヴァは泡立ちが素晴らしい。

 

スペイン、カタルーニャ州、ペネデスのソレル・ホーヴが造る、カヴァ、ニトゥス、ブリュット。

 

ペネデスはカヴァの聖地。

ぶどうは、パレリャーダ、チェレッロ、マカベオ。

 

ちぃさんと、「今日も楽しく飲みましょう」の乾杯。

綺麗な果実味を持ちながらしっかり酸があり、後味に甘さが残らない切れのあるブリュット。

 

前菜四種盛り。

 

原木から切り出したばかりの、48ヶ月熟成イベリコ・ベジョータ。

脂が甘くて美味い。

 

ラ・マンチャ地方の羊乳チーズ、ケソ・マンチェゴ。

スイスのテット・ド・モワンヌと同じく、花のような形に削りだしている。

 

下は普通のサラミ、上はカタルーニャ州の白カビサラミ、フエ。

 

タコのポテサラ。

中にタコがたっぷり入っている。

 

バゲットも届く。

 

前菜の次は、スープ。

 

キャベツとほうれん草とベーコンのスープ。

胃にやさしくほっとする美味しさ。

 

肉料理が届く。

 

イベリコ豚肩ロースのソテー、シェリーヴィネガーとオニオンのソース。

 

添えられているのは、白いんげん豆の赤ワイン煮込み。

 

鈴木店長が「赤ワインにされますか」と聞いてくれたが、カヴァで通すこととする。

 

ボトルは既に二本目を半分飲んでしまっている。

グラスは、シェフ&ソムリエ。

フランス製の、国際ソムリエ協会オフィシャルパートナーグラスだ。

ちぃさんと過ごす、銀座の楽しい午後は続きます。