クリスマスシーズンは素敵にシャンパーニュ・ディナー、タバーン バイ・ザ・グリーン、表参道 | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

今日からはまたクリスマスシーズンの記事をアップ。

昨年12月のこと、友人たちと表参道で待ち合わせ。

 

レストランの予約時間より少し早めに集合し、表参道のイルミネーションを楽しむことに。

まず向かったのは、”OMOTESANDO CROSSING PARK”。

 

今年のクリスマス・シーズンの出店は、カルティエのポップアップストア。

 

中に入ろうかとも思ったが、他にも行きたい場所があるのでパス。

 

表参道のイルミネーションを観ながら散策。

ティファニーブルーが美しい。

 

今夜ご一緒しているのは、すみれさんと茶目子さん。

 

平日とはいえ、多くの人出。

寒い夜だが、美しいイルミネーションに皆さんの顔も輝いている。

 

「表参道ヒルズ」の今年のクリスマスツリーは、建築家の沖津雄司氏による、4万枚のレンズを用いた高さ8.4mの”光のクリスマスツリー”。

 

白から赤へ。

 

そして緑。

 

続いて黄。

 

青へと変化する淡い光のグラデーションが美しい。

 

正面入り口前には今年もジョー・マローン・ロンドンのクリスマスツリー。

 

ツリーは後ろ側からの方が良く見える。

地下3階には”ジョー・マローン・ロンドン クリスマス・スペシャル”のポップアップストアも出来ている。

 

青山通りを隔てたお向かいのFENDIのツリーが可愛いので立ち寄ることに。

若い頃はFENDIが好きで、結構色々なグッズを使っていた。

 

このポップな感じがとても楽しい。

FENDIを見ると、昔のある出来事を思い出す。

ドイツでの仕事が早く終わったので、一日早くフランクフルトから帰国することに。

急なフライト変更だったが、幸いなことに1席空いていて搭乗することが出来た。

ルフトハンザドイツ航空(LH)のファーストクラスの一番前の通路側の席に座ると、後方で二人の男性の鋭い口調の声が。

一人は顔見知りのLHの日本人スタッフ。

もう一人は後でわかったことだが、要人警護のSP。

「大臣の並びの席には日本人客は座らせないことになっているでしょ」と、SP。

「この方は当社の重要なお客様で、身元は保証します」と、LHスタッフ。

どうやら私のことを話している。

元々空けておいた席に私が急な搭乗で座ってしまったようだ。

程なく現れたのは、外務大臣(当時)ご夫妻。

ヨーロッパで開催された外相会議からの帰り道。

驚いたのは奥様の身なりで、全身ピンクのFENDIで統一したコーディネイト、バッグ類も靴もFENDI。

脱いだハイヒールが私の方に倒れたので、FENDIの文字が見えた。

飛行中はシャンパーニュをガンガン飲まれ、鼻歌を歌いながら上機嫌。

その間、大臣は食事もとらずに爆睡。

SPが心配したのは私が危険人物かどうかではなく、日本人に大臣の奥様のファッションと行動を見られることだったのだと納得。

このことは今まで一度も誰にも話したことがないが、もう時効だろうと思い、アップ。

 

今夜のレストランの開店時間まで20分ほどあるが、外は寒いので「ザ・ストリングス」に早めに入ることにする。

 

1階の『ゼルコヴァ』の真っ白なクリスマスツリーが素敵。

 

今夜のディナーの場所は、2階の『タバーン バイ・ザ・グリーン』。

開店時間まで15分ほどもあるので、エレベーターホールの椅子やソファーで待つことにする。

 

エレベーターホールのインテリアも品が良い。

 

ソファーで寛いでいるところを、すみれさんが撮影してくれた。

一眼レフカメラで被写界深度を浅くして人物を浮かび上がらせる撮影技術が素晴らしい。

私のマスクはクリスマス仕様のサンタクロース柄。

 

開店時間までまだ10分ほどあるが、「お席の準備が出来ました」とのことで店内に案内される。

友人たちと過ごす、表参道の素敵な夜は続きます。