11月のある休日、しづちゃんと丸の内で過ごす楽しい夜の続き。
人気のフレンチ、『ブルディガラ丸の内 ザ・レストラン』でランチとワインを楽しみ、『サケ・コレクティヴ』で日本酒を飲んだあとは、丸の内仲通りを散策し、イルミネーションを観ることに。
12月はもうすぐそこまで来ている。
丸の内仲通りには多くの落ち葉。
この通りは常に清掃が行き届いているが、流石にこの時期の落ち葉には掃除が間に合わない。
”丸の内ストリートパーク”には多くの出店。
気になったお店はここ、香りが素晴らしい。
向かった場所は、「ブリックスクエア」。
ここにもスーパーマリオ。
三菱一号館美術館は長いリノベーション工事を終え、今日が再開日。
手前にあるオブジェは、ヘンリー・ムーアの「羊の形(原型)」。
再開を彩る企画展は、「『不在』―トゥールーズ=ロートレックとソフィ・カル」。
(開催日:2024年11月23日(土)~2025年1月26日(日))
立ち寄ったのは、『マルゴ丸の内』。
店内に居る店長の鈴木さんに手を振り、テラス席にするとジェスチャーで伝える。
店内にも空席はあるが、テラス席の方が眺めが良く開放感がある。
テラス席からの眺め。
私たちのテーブルの左右にヒーターがあるので暖かい。
白いオブジェは、アギュスタン・カルデナスの「拡散する水」。
ボジョレー・ヌーヴォーが解禁されたばかり。
良い造り手のボトルがあったので、飲むことにする。
クリストフ・パカレが造る、ヴァン・ド・プリムール、2024年。
クリストフ・パカレのボジョレー・ヌーヴォーは昨年も飲んでいる。
クリストフ・パカレの母親は自然派の父、マルセル・ラピエールの妹。
そしてフィリップ・パカレの母親もマルセル・ラピエールの妹。
つまりクリストフ・パカレはマルセル・ラピエールの甥であり、フィリップ・パカレの従兄弟と言う血筋。
実はボジョレー・ヌーヴォーを飲むことはほとんどない。
同じ値段でもっと美味しい熟成ワインがいっぱいあるからだ。
でも、マルセル・ラピエール、フィリップ・パカレ、クリストフ・パカレだけは見付けると飲んでいる。
マルセル・ラピエールが不慮の事故でこの世を去った時、彼が造った最後のボジョレー・ヌーヴォーを悲しく飲んだことを思い出す。
小腹が空いてきたので、サクサクポテトフライ、トリュフバターを注文。
二杯目のワインを飲むことに。
私のワインは、フランス、ラングドック地方のボン・ペシェが造る、ボン・ペシェ、ルージュ。
何故かワインボトルを持ってきてくれなかったので、ネットで拾った画像を貼り付け。
ぶどうは、カリニャン、シラー、グルナッシュ。
しづちゃんのワインは、ロワールのドメーヌ・デュ・クレレ・ソーヴィオン、オート・キュルチュール、シャルドネ、2023年。
醸造家、ピエール・ジャン・ソーヴィオンのワインは評価が高く、世界中の多くの一流レストランでオン・リストされている。
もう少しお腹に入れておくことにする。
キャトルフロマージュのナンピザ。
使われているチーズは、ミモレット、ゴルゴンゾーラ、パルミジャーノ、グラナパダーノ。
四種のチーズのナンピザということだが、パルミジャーノとグラナパダーノは熟成期間の差こそあれ、ほとんど同じ種類のチーズなので四種と言うには違和感がある。
サクッと飲んで食べると、帰途に就く。
帰る前に店内に行き、店長の鈴木さんと言葉を交わす。
「バタバタしていてご挨拶に行けず済みません」と鈴木さん。
「いえいえ、今夜もお世話になりました。また来ますね」と私。
このセラーにはブルゴーニュやボルドーの垂涎の銘醸が並んでいる。
二つのヒーターの間のテーブルが私たちがいた場所。
来たときは空いていたが、今は満席の賑わい。
私にもみんみんさんと同じく招き猫の能力があるのかもしれない。
しづちゃんと過ごす、丸の内の楽しい休日でした。