昨年10月初めのこと、彼女と過ごす楽しいホーチミン旅の続き。
『クアン・ネム』を出てホテルに戻ると、涼しい部屋でしばし休憩。
予定時間になったのでGrabの車を呼び、サイゴン港のクルーズ船乗り場に向かう。
港の入り口で車を降り、そこからは電動カートで船まで移動。
派手な船が4隻ほど並んでいるが、予約している船は一番奥に停泊する「インドネシア・クイーン号」。
船は三層造りで、価格は1階が一番安く、3階が一番高い設定。
3階は眺めが良く、屋上デッキに出ることが出来るので、3階のテーブルを予約。
乗船口で名前を告げると、スタッフが3階のテーブルまで案内してくれる。
広さとテーブルの数の多さに驚く。
今夜も満席なのだそうだ。
船首側にはステージ。
ここで踊りや歌のショーが行われる。
私たちのテーブルは船尾寄り。
相席が無いのも嬉しい。
船尾にはブッフェスタイルの料理コーナー。
私たちのテーブルから近い。
ディナーが始まる前に、屋上デッキに出てみる。
小雨が降っているが、傘をさすほどではない。
何故か、鶴や白鳥。
船首側には、ホーチミンのダウンタウンの明かり。
船室に戻ると、ディナーが始まる前に料理をチェック。
フルーツとデザート。
ここは炭水化物のようだ。
肉料理、魚料理、野菜料理が並ぶ。
奥にも色々な料理がセットされている。
ディナーの開始を待つ間に、飲み始めることにする。
彼女のカクテルは、ミス・インドシナ。
ゴードン・ドライジンとスイカとレモンのカクテル。
私のビールは、タイガー。
良く見えないが、グラスには氷がたっぷり入っている。
ディナータイムとなったが、『クアン・ネム』で食べてからあまり時間が経っていないので、二人ともお腹が空いていない。
料理の種類はとても多いが、この一皿だけでお腹がいっぱいになってしまった。
五日目になると、海苔巻きを見付けると思わず手が出てしまう。
でも酢飯ではなく、残念ながら美味しくない。
ステージでは舞踊ショー。
飲み物をお代わり。
私はハイネケン。
彼女は、「止めた方が良い」という私の忠告を聞かずに、白ワイン。
ひと口飲んで、「薄くて美味しくない」とのこと。
ベトナムは酒の輸入関税が高いのでワインは高価。
この安物のワイン一杯で、ほぼビールのボトル5本分もする。
お腹はいっぱいなので、食事は止めてフルーツを食べることにする。
ランチでお店を二軒はしごしてから、まだ三時間しか経っていないのだ。
周りの皆さんは、食べる量が半端ない。
私たちのお隣のテーブルの男性は、皿に大盛りの料理を5皿食べていた。
ここにはお腹を空かせて来るべきだと反省。
ランブータンが美味しいのでお代わり。
舞踊ショーに続き、歌謡ショーが始まる。
テラスへのドアが全て開かれ、いよいよ出航。
テラスに出ると、タグボートが「インドネシア・クイーン号」を誘導している。
サイゴンリバーには、大量の水草。
お隣の船も三層構造。
これから出航するようだ。
こちらは船に見えるが、実はここに建設されたレストランで動かない。
屋上デッキに出てクルージングを楽しむ。
左岸にはあまり観るべきものが無い。
代わりに、とても大きな液晶パネルが設置され、色々な企業広告が映し出されている。
あまりクルージングに相応しくないと思うが、対岸のダウンタウンの人々へのプレゼンテーションなのだろう。
右岸のダウンタウンの夜景は美しい。
観るべき場所はここしかないので、この前を往復して航行する。
これから経済発展が進むと、高層ビルの数が増え、上海や香港のような景観となるのだろう。
デッキではモデルさんの撮影会も。
ここは、バクダン・スピードフェリーターミナル。
その向こう側は、ホーチミンシティの一番の繁華街。
船室に戻ると、別の歌手の歌謡ショーが行われていた。
そして再び舞踊ショー。
食後のデザートは、ヨーグルト。
右はヨーグルトとチョコレートかと思ったが、あんこだった。
下船すると、Grabの車で帰途に就く。
今後サイゴンリバー・クルーズに乗られる方のために、一口アドバイス。
船を降りると個人旅行客は一斉にGrabの車を呼ぶので、出遅れると車が捕まらない。
知人は港で一時間も待ったそうだ。
私は下船直前に車を呼び、一番に下船し、最初の電動カートでゲートまで移動したので、待ち時間無しで車に乗りホテルに戻ることが出来た。
Grabの車は5分間しか待ってくれないので、早く呼び過ぎても乗ることが出来ない。
5分以内に乗らないときには、違約金が発生する。
この時間の読みが肝要。
料金は、食事込みのクルーズ代が二人で約7,500円で、日本から事前に予約。
これは一番高価な3階の料金で、2階、1階ならもっと安くなる。
飲み物代は船内で別会計で、ビール二本、カクテル一杯、ワイン一杯で、550,000VND(約3,300円)。
クレカが使えます。
彼女と過ごす、ホーチミンシティの楽しい旅は続きます。