休日のディナーはブーランジュリー・レストラン、RITUEL、虎ノ門ヒルズ ステーションタワー 2 | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

昨年9月のある休日、ちぃさんと「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」のブーランジュリー・レストラン、『RITUEL』で過ごす楽しい夜の続き。

 

今夜の料理は、RITUELディナーコース。

前菜を食べ終えると、次の料理が届く。

 

ムール貝の白ワイン蒸し。

フライドポテトが付いている。

 

ムール貝とアサリを取り分け。

残ったスープが美味しいので、ポテトを浸して食べる。

 

ガーリックトースト。

ガーリックたっぷりで美味いが、明日の息が心配。

 

この料理でもワインが進み、白ワインは既に3杯目。

 

飲んでいるワインは、ビコーズ、アイム シャルドネ フロム サザン フランス。

 

「フリーフローのワインではありませんが、よろしければこれも飲まれませんか」と、別のワインを持ってきてくれた。

これも南仏、ラングドック・ルーション地区の、ラ・ヴィーニュ・ロンド、シャルドネ(ミモザ)、2020年。

エチケットの絵はミモザ。

南仏のミモザ祭りは有名。

 

青リンゴやライム、そのあとには熟した洋ナシの香り。

綺麗な果実味と酸を持つシャルドネだ。

 

RITUELオニオングラタンスープ。

数日前まではほとんど猛暑日で熱いスープを飲む気にはなれなかったと思うが、幸いなことに今日は気温がぐっと下がっている。

 

実はオニオングラタンスープは大好物。

RITUELの名前を冠しているだけあり、とても美味い。

 

肉料理に合わせ、赤ワインをお願いする。

 

赤も白と同じく、フィラディスのワイン。

ビコーズ、アイム カベルネ・ソーヴィニヨン フロム サザン フランス。

 

香りのアイコンは、チェリー、チャコール、ナツメグ。

 

アルコール度数は、カベルネ・ソーヴィニヨンもシャルドネと同じ13.5%。

 

ヴィアンド用に新しいナイフが出された。

メーカーは、バルセロナのコマス。

フレンチのお店なのだが、カトラリーはポルトガルのクチポールとスペインのコマスとは面白い。

 

ロティ・ビーフステーキ、グリーンペッパー・フォン・ド・ヴォー・ソース。

 

分厚く切られたローストビーフが美味しそう。

 

横から見ると、厚みが良くわかる。

 

火入れが理想的。

グリーンペッパーの刺激が心地よい。

 

やはり肉には赤ワインが良く合い、二杯目。

 

肉を食べ終わった後も三杯目をたっぷり注いでもらい、乾杯。

本当に沢山注いでくれたのでグラスが重い。

 

デセールが届く。

 

マスカルポーネのババロアと抹茶のアイスクリーム。

 

食後のコーヒーでいっぱいになったお腹を癒す。

 

ミニャルディーズはフィナンシェ。

最高品質のアーモンドが使われているのだそうだ。

 

もうお腹はいっぱいで、酔いも回った。

そろそろ帰途に就くことにしよう。

東京タワーに別れを告げ、席を立つ。

 

エレベーターを使うと早いが、2階から地下2階までエスカレーターを乗り継いで下る。

「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」は空間が贅沢に使われている。

 

新しいお店での食事は何時もわくわく感があって好きだ。

ちぃさんと過ごす、虎ノ門での楽しい夜でした。