昨年9月のこと、茶目子さんと恒例の合同誕生会を開催。
ランチを「六本木ヒルズ」の『ビキニ・シス』で、映画「エイリアン・ロムルス」をTOHOシネマズ六本木で楽しんだ後は、いよいよ合同誕生会ディナー。
ディナーの場所は、「国立新美術館」。
お店はこの逆コーンの上。
エレベーターで三階に上がると、まずはレストランの概観を撮影。
高所恐怖症の人には向かないお店かもしれない。
ここは『ブラッスリー ポール・ボキューズ ミュゼ』。
長く通っているお気に入りのフレンチだ。
入り口には、セルヴィエットやスープカップやコーヒーカップの展示。
これらは販売品。
まだディナーには早すぎる時間なので、店内に客の姿は少ない。
松尾支配人に迎えられ、何時ものテーブルに案内される。
ここでは今でも斜向かいのテーブルセッティング。
松尾さんが乾杯のワインを注いでくれる。
ヴーヴ・アンバル、クレマン・ド・ブルゴーニュ、ブリュット、ロゼ、ミレジム、2020年。
1898年創業のヴーヴ・アンバルはブルゴーニュのクレマンの元祖と言えるクレマン専業メゾンで、高い品質を誇っている。
「お誕生日おめでとうございます」の乾杯。
茶目子さんと私の誕生日は6日違い。
正確にいうと、〇〇年と6日違い。
思いっきりボケている。
フランボワーズやレッドチェリーの香り。
豊かな果実味と綺麗な酸を持つ、洗練されたブリュット。
お供は、黒オリーブのサブレ、バジルとドライトマトのマドレーヌ。
バゲットが届く。
ここのバゲットは美味しいが、食べ過ぎ注意。
添えられているのは、バターナイフではなく小さなスプーン。
何故ならバゲットのお供はバターではなく、カレー風味の鶏のリエット。
これが美味しくパンが進む。

輝く黄金色。
ライチ、オレンジ、そして熟した洋ナシの香り。
綺麗な果実味と、活き活きとしたミネラル。
熟成は樽(新樽比率10~20%)とステンレスタンクで12ヶ月。
今夜はプリフィックスのコース料理をお願いしている。
アントレは三種類から選べるが、二人とも同じものを選択。
鴨のテリーヌ カンパーニュ風と、軽く燻製をかけたカンパチのマリネは何度も食べたことがあるのでパス。
選んだのは、フランス産エスカルゴのブルゴーニュ風。
最近はエスカルゴを食べることができる店は少なくなった。
エスカルゴリフト、ボケてしまった。
カリカリのパンに乗せて食べる。
これは美味い。
やはりブルゴーニュ料理にはブルゴーニュのシャルドネが良く合う。
茶目子さんと過ごす、六本木の楽しい夜は続きます。