真夏のランチは冷えたシャンパーニュと共に、CADRAN、銀座 2 | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

昨年8月のこと、彼女と銀座のシャンパーニュ・レストラン、『CADRAN』で過ごす素敵な午後の続き。

 

今日はシャンパーニュ・ランチ。

飲んでいるボトルは、ロジャー・バルニエ、ブリュット、キュヴェ・セレクション。

強い果実味と深い熟成感を持つ、好みのシャンパーニュ。

今日は飲むピッチが速いようで、これが最後の一杯となってしまった。

 

ボトルを飲み干すと、お店の方が「こんなシャンパーニュもありますが飲まれませんか」と別の銘柄を進めてくれた。

 

ニコラ・フィアット、レゼルヴ、エクスクルーシヴ、ブリュット。

ニコラ・フィアットの定番のブルー・ボトルで、つい先日も京橋の「マリオットホテル」のレストランで飲んだばかり。

 

ニコラ・フィアットはフランス国内販売第一位のシャンパーニュで、世界販売でも第五位の大手メゾン。

多くの航空会社で採用されているので、飲む機会が多いシャンパーニュだ。

 

青りんご、洋梨、ライチの香り。

果実味、酸、ミネラルのバランスが良い優等生。

セパージュは、ピノ・ノワール40%、ピノ・ムニエ40%、シャルドネ20%、瓶内熟成期間は36ヶ月以上と長い。

 

岩中豚のグリル、カルソッツとチョリソのピペラード。

岩中豚(いわちゅうぶた)は岩手県の銘柄豚。

ピペラードはピレネー山脈のバスク地方の伝統料理で、トマト、ピーマン、タマネギ、ニンニクなどの煮込み料理。

バスク地方の唐辛子、ピマン・デスペレットを使うのが特徴。

 

ほんのりピンクの岩中豚が柔らかくて美味い。

赤いチュイルは、パプリカの粉末を型に入れて作られている。

 

肉に合わせ、二つ目のパンを出してもらう。

ソースを掬って食べると美味い。

 

彼女がロジャー・バルニエの方が好きだというので、二本目を抜栓。

 

ロジャー・バルニエは果実味が強いので、肉料理にも合わせることが出来る。

 

食後酒として飲んでも美味い。

 

デセールが届く。

ライチのエスプーマ、オーツミルクのアイスとジャスミンのジュレ。

 

ライチの香りが心地良い。

食べるには、残念だけど壊すしかない。

 

デセールにもシャンパーニュ。

 

中には、オーツミルクのアイスクリーム。

 

今日もシャンパーニュをいっぱい飲んで幸せ。

食後は熱いコーヒーでランチを締めくくる。

 

不思議なことに、メインダイニングの入口寄りのテーブルは満席なのに、一番奥のテーブルに座っている私たちの隣と後ろのテーブルは最後まで空席。

お陰で寛いで食事を楽しむことが出来、支配人に感謝。

彼女と過ごす、銀座での楽しいシャンパーニュ・ランチでした。