休日のランチはシーフード&肉料理で、ザ・グリル・トラノモン、虎ノ門ヒルズ ステーションタワー 2 | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

昨年8月のある休日、彼女と「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」の『ザ・グリル・トラノモン』で過ごす楽しい午後の続き。

 

スパークリング・ロゼのボトルを飲み干すと、赤ワインを抜栓。

 

 

イタリア、トスカーナのバローネ・リカゾーリ、ミッレ141、トスカーナ・ロッソ、スペシャル・キュヴェ、2021年。

リカゾーリ男爵家率いるバローネ・リカゾーリは、キャンティ・クラシコ地区で長い歴史を誇る名門。

ミッレ141=1141は、リカゾーリがワインの生産を始めた年、1141年を表している。

 

トスカーナ・ロッソの区分なので、綺麗なサンジョヴェーゼの果実味を持つが、フレッシュでタンニンは軽やかなミディアム・ボディ。

アルコール度数は14%と高い。

ぶどうはサンジョヴェーゼ主体で、メルローがマリアージュされている。

 

メイン料理は二人とも同じものを選んだ。

 

自家製ハンバーグステーキ、デミグラスソース。

 

180gか250gを選べる。

もちろん二人とも250gを注文。

 

パンかライスも選べる。

二人ともパンを選択。

 

卓上に置かれている塩胡椒のミルは、プジョー。

赤が胡椒で黒が塩で一番上にPとSが書かれているが、間違って逆に使う人が多いのだそうだ。

 

面白いことに午後1時にはガラガラだったのに、午後2時になると客が増えてきた。

夏休み中は皆さん食事時間が遅くなるようだ。

 

店の奥にも多くの客。

左側の厨房は忙しそうだ。

 

ところでレストラン内に飾られている美術作品がとても良い。

小魚の群れが描かれている。

 

実はこれは絵ではなく、魚の形に成形された金属のへらで作られている。

 

この一枚一枚が薄い金属のへらなのだ。

 

肉料理のあとは、デザート。

彼女は随分可愛いデザートを選んでいる。

 

山梨県Bonchiファーム、白桃と夏いちごのプリン・ア・ラ・モード。

 

私はゴルゴンゾーラ・チーズケーキ。

 

濃厚なチーズケーキが美味い。

 

食後の飲み物は、ホットコーヒー。

 

ここのシュガーは、ブラウン・シュガー・ファースト。

オーガニック栽培されたココナッツの花の蜜を煮詰めて作られたシュガー。

 

コーヒーには生チョコレート。

このひと口が美味い。

 

満腹満足で店をあとにする。

私たちのテーブルを担当してくれたスタッフが見送りに出てくれた。

 

次に向かったのは、B1F。

ここには『ダブリュー虎ノ門 ザ・マーケット』がある。

 

ここは昼は気軽なデリカテッセン、夜は素敵なワイン・レストラン。

 

ワインショップが併設されていて、ここで購入したワインを1,500円の抜栓料でレストランに持ち込むことが出来る。

 

高価なワインのセラーもある。

 

お隣の「cask」でお買い物をし、帰途に就く。

 

彼女が少し歩きたいというので、Tデッキを渡り、「虎ノ門ヒルズ」経由で銀座方面に出ることにする。

ここに来たら、トラのもんにご挨拶。

 

「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」を撮影。

日本の高層ビルは四角ばかりで意匠性に劣ると言われてきたが、最近のビルはデザインに凝っていて楽しい。

 

そしてこちらは、「虎ノ門ヒルズ」。

彼女と過ごす、虎ノ門の楽しい午後でした。