昨年7月のこと、ちぃさんと表参道で待ち合わせ。
夕方の雨が通り過ぎた後の路面は濡れていて、少し気温も下がったようだ。
今夜のディナーの場所は、この結婚式場「ザ・ストリングス」に併設されたレストラン。
「ザ・ストリングス」には、一階に『カフェ&ダイニング ゼルコヴァ』、二階に『タバーン バイ・ザ・グリーン』の二つのレストランがある。
館内に歩を進めると、正面には『ゼルコヴァ』のカフェ・コーナー。
今夜のディナーのお店は、二階の『タバーン バイ・ザ・グリーン』。
開店時間丁度に到着。
このアプローチの右側には個室、左側にはメインダイニング。
開店したばかりなのでメインダイニングには他に客は居ない。
でも一時間後には多くのテーブルが埋まった。
表参道に面したガラス張りの個室では、早い時間から大人数の着席パーティが開かれている。
出席者は若く、皆さん白いワイシャツ姿なので、どこかの会社の新入社員なのかもしれない。
私たちのテーブルは何時ものとおり、店の一番奥にある重厚なソファー席。
このテーブルは、店内に二つだけある特別席。
テーブルセッティングは斜向かいにされていたが、移動させて向かい合わせにする。
今夜はシャンパーニュ・ディナー、早速冷えたシャンパーニュを抜栓。
フランス、シャンパーニュ地方、ヴァレ・ド・ラ・マルヌのバロン・アルベールが造る、ルイ・ブーヴィエ、ブリュット。
バロン・アルベールは三代続く家族経営のメゾンで、自社畑のぶどうのみを用いて造るシャンパーニュの品質の高さに定評がある。
このシャンパーニュを飲むのは初めてなので、ミュズレはコレクションに加えることとしよう。
ちぃさんと、今夜もいっぱい飲みましょうの乾杯。
細かな勢いのある泡立ち。
シトラスや青りんごの香り、果実味に酸が綺麗に溶け込み、後味にはブリオッシュや炒ったナッツのニュアンス。
セパージュは、ピノ・ムニエ90%、ピノ・ノワール5%、シャルドネ5%。
パンが届く。
パンは4種。
パンのお供は、塩麹とレモンのホイップバターとE.V.オリーブオイル。
今夜のディナーは、プリフィックス形式。
アントレは二人とも同じものを選んだ。
鹿児島県産カンパチのマリネ、パッションフルーツとタマリンドのソース、パイナップルと茄子のサラダスリランカスタイル、焼き茄子チーズクリーム。
カンパチの中には、パイナップルと茄子のサラダ。
井澤シェフの料理は、スパイスやシーズニング、そして素材の組み合わせが面白くて楽しい。
ちぃさんと過ごす、表参道の楽しい夜は続きます。