アペロはセロナで、そしてディナーはボストン・シーフード・プレイスで、東京ミッドタウン日比谷 | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

今日からはまた時系列記事に戻ります。

昨年7月のこと、彼女と日比谷のお店で待ち合わせ。

 

「日比谷アーケード」で写真を撮っていると、後ろから「ここでも写真を撮るのね」との声。

驚いて振り向くと、彼女の笑顔が。

 

二人で向かったのは、「東京ミッドタウン日比谷」の「日比谷フードホール」。

 

今夜はシーフードレストランでディナーの予定だが、開店時間まで40分ほど余裕があるので、『バル&タパス セロナ』でアペロをすることに。

 

ここは常に満席の人気店。

幸いなことに奥のテーブルが一つ空いていた。

 

ここはピンチョスやタパスが美味しいお店。

 

どれも美味しそうだが、このあとにディナーの予定なのであまり食べるわけにはいかない。

 

ワインのアテの選択は彼女に任せることにする。

 

飲み物は、スペイン、カタルーニャ州のコドーニュが造る、ラ・ロスカ、カヴァ、ブリュット、ロザード。

 

ここはキャッシュ・オン・デリバリー。

ワインとタパスを購入し、慎重にテーブルに運ぶ。

 

エスカベッシュ。

暑い季節には酸味が効いた料理が美味い。

 

ハモンセラーノ。

そして塩分補給も必要。

 

アペロではワインを一杯だけと思っていたが、ラ・ロスカのカヴァは二杯目。

 

開店時間となったので、お隣の『ボストン・シーフード・プレイス』に移動。

ここは以前はオイスターバーだったが、4か月前(2024年3月)に改装し、シーフードレストランとして生まれ変わった。

 

入り口には今日の食材が並ぶ。

ボストンには一度しか旅したことがないが、シーフードが美味しかった。

ニューヨークに住む友人に教えてもらった、港にあるシーフードレストラン、『Catch of the day』は最高に美味しかった。

でも支払いが現金のみで焦ってしまい、彼女と私の現金を合わせて何とか支払うことが出来た。

宿泊は「ウエスティン・コプリープレイス」のボストンの街を見渡せる最上階のスイートルームで、彼女に感激されたことを思い出す。

 

お店に一番乗り。

一番奥の静かなテーブルに案内される。

 

お通しは、ラスパドゥーラ。

 

ラスパドゥーラは、4~6ヶ月熟成させた若いグラナチーズを薄く削り取ったもの。

 

スパークリングワインを2杯飲んできているので、ここでは白ワインを抜栓。

 

カリフォルニア、メンドシーノのボンテッラ・ヴィンヤードが造る、ボンテッラ、シャルドネ、2021年。

800haの畑を有し、ぶどう栽培はオーガニック。

一部ではビオディナミ農法も取り入れている。

 

熟した洋梨、蜜入り林檎の香り。

濃厚な果実味を持つが、酸とミネラルも充分にあるので洗練されたボディとなっている。

「美味しい」と彼女の評価も高い。

 

ラスパドゥーラがワインに合って美味い。

彼女と過ごす、日比谷の楽しい夜は続きます。