6月のこと、ちぃさんと神楽坂で過ごす楽しい休日の午後の続き。
『ル・パリジャン』でフルコース料理とワインをたっぷり楽しんだばかりだが、少し日本酒を飲んでから帰ろうということに。
神楽坂でもランチ後の中途半端な時間に営業しているお店は少ない。
『椿々』は17時からだし、『酒ト壽』も15時開店だ。
そこで向かったのは、土曜日だけ通し営業となる、『神楽坂一〇五(イチマルゴ)』。
地下に下りると、一軒家風のエントランス。
中に入ると、更に奥に引き戸。
京の町家のような雰囲気だ。
この時間に、他に客は居ない。
私たちはカウンター席を選択。
照明が落とされた店内は静寂に包まれ、ひんやりとした空気感が気持ち良い。
カウンターには素敵な日本酒のボトルが並ぶ。
ワインはたっぷり飲んできているが、ビールは飲んでいないよね、ということで生ビールで乾杯。
プレモルの香るエールは美味い。
お通しは、キャビア。
キャビアの塩味を感じながら、香るエールをごくごくと飲み干す。
続いては、日本酒。
青森県八戸市の八戸酒造が醸す、陸奥八仙 夏吟醸。
使用米は、青森県産華吹雪、精米歩合は、麹米が55%、掛米が60%。
アルコール度数を14%に抑え、日本酒度は-6.0という旨みが強い酒だ。
ちぃさんと乾杯。
酒器は全てガラス製で、暑い日に冷酒を飲むのに最適。
酒のお供は、ジュンサイ。
二種類目の酒は、宮城県加美郡加美町の中勇酒造店が醸す、天上夢幻 純米吟醸 夏吟。
使用米は非公開、精米歩合は50%、日本酒度は+2。
すっきりとした爽やかな酒で、盃が進む。
蛸のから揚げ。
プリプリの蛸の歯応えが心地良く、美味い。
三種類目の酒は、長野県上田市の山三酒造が醸す、山三 純米大吟醸 山恵錦 四割 無濾過生原酒。
山三酒造は、2015年に休眠状態となっていたが、IT業界出身の方が事業を引き継ぎ、設備を一新して2023年に新たに酒造りを始めた蔵。
使用米は長野県産山恵錦、精米歩合は40%と高い。
米の濃厚な旨みを持ちながら、フレッシュな酸を持つ切れの良い酒質に仕上がっている。
ワインをたっぷり飲んだ後なので、結構日本酒が効き酔いが回ってきた。
とても品の良いお店なので、次回は本会で利用したいと思う。
ちぃさんと過ごす、神楽坂の楽しい午後は続きます。