友人たちと久し振りの京都旅行、知恩院、昭和レトロな喫茶店、そして錦で再びランチ難民 11 | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

5月のこと、大学時代の友人たちと過ごす京都旅行の続き。

 

八坂神社から円山公園を抜けて向かったのは、知恩院。

 

まずは知恩院の境内図の概要を頭に入れる。

御影堂に上るには、急な階段の男坂と緩く長い階段の女坂があるが、三人とも迷わず女坂を上る。

今日もかなりの距離を歩いているので、脚は結構疲れている。

 

御影堂に至る。

 

御影堂の前に建てられている柱には、”南無阿弥陀仏 法然上人浄土宗開宗八百五十年慶讃念佛結縁寶塔”と書かれている。

 

この念佛結縁柱から延びる念佛結縁綱は御影堂の中の法然上人の像の御手に繋がっており、この念佛結縁柱に触れることにより法然上人と良い縁が結ばれるとのこと。

 

御影堂をぐるりと回ると山を下り、黒門から境内を出る。

 

華頂通を下り、白川を渡る。

 

”一本橋は比叡山の阿闍梨修行で千日回峰行を終えた行者が、栗田口の尊勝院の元三大師に報告し、京の町に入洛するとき最初に渡る橋であり、行者橋とも阿闍梨橋ともいわれる”のだそうだ。

 

落ちても濡れるだけで怪我をすることはないとは思うが、細い橋なので結構怖い。

 

知恩院門前町 古川町商店街を抜け、三条通に向かう。

 

三条大橋を渡り、更に先へ。

実は一人の友人の眼鏡が壊れ、直ぐに修理してくれる眼鏡屋さんに向かうことにしたのだ。

 

三条通を歩いていると、レンガ造りのお洒落な建物。

 

ここは、京都文化博物館。

 

三条通と烏丸通の角に立つ、京都市道路元標を見付けた。

日本国道路元標は東京日本橋にあるが、京都市道路元標はここにあるのかと喜んで撮影。

 

眼鏡屋さんに修理を頼むと、30分ほどかかるとのこと。

そこで喫茶店を探し、しばし休憩。

喫茶店検索で見つけた店だが、何故か軒先には杉玉が三つ。

 

店の前で三人とも少し躊躇したが、意を決して入店。

 

ドアはなかなかのレトロ仕様。

 

店内に入り、さらに驚く。

色々な記念品やグッズで溢れ、椅子の半分ほどは物に占領されて座ることが出来ない。

 

ようやく見つけたテーブルに三人でちょこんと座る。

 

メニューなどは無く、ご高齢の店主が「コーヒーで良いですか」、「はい、コーヒーを三つお願いします」。

 

お茶うけには京都の菓子、蕎麦ぼうろが三つ。

コーヒーは香りが素晴らしく、とても美味い。

暑い日だったので、お冷が一緒に出されるのも嬉しい。

コーヒーが届くまでは店の選択を間違ったかもと不安だったが、結果、『いのうえ』は大正解。

 

コーヒーを飲み終え眼鏡を受け取ると、ランチの店に向かう。

鴨川の公園でも、そして街中にもこの黄色い花がいっぱい咲いている。

左はキンシバイ、右はビヨウヤナギ。

この二種類が一緒に植えられているのが面白い。

 

ランチに向かったのは、錦。

正面には伊藤若冲の絵。

 

この場所は、伊藤若冲の生家跡なのだ。

 

目的のお店は、寿司屋の『さか井』。

私が鯖寿司を食べたいと言ったので、昨日は友人が『末廣』に連れて行ってくれたが、長い行列で入店できず。

そこで今日はここに案内してくれたが、何故か行列が無い。

店の前には、「本日休業」の張り紙。

今回の旅ではとことん鯖寿司に振られてしまった。

 

そこで錦市場の中を抜け、昼から飲めるお店に移動することに。

 

”写真撮影可”と張り紙が出ているお店があったので、パチリ。

英語表記もあり、ここはインバウンド客に人気のお店のようだ。

 

美味しそうなお店がいっぱいあるが、落ち着いて飲みたいのでパス。

 

錦天満宮まで来た。

目当てのお店はもう少し先なのだそうだ。

友人たちと過ごす、楽しい京都の旅は続きます。