5月のこと、大学時代の友人たちと過ごす京都旅行の続き。
予定していたランチのお店が臨時休業のため、ランチ難民となって歩いている。
古い家並みが残る柳小路では素敵な女性が写真撮影中。
行列が出来ているお店がある。
客は全員女性、サラダのお店のようだ。
友人が案内してくれたのは、『百練』。
昼から飲める居酒屋とのこと。
それにしても友人は高級店から居酒屋まで本当によく知っている。
急な階段を二階に上る。
先客は居ない。
窓際の明るいテーブルを選ぶ。
壁には居酒屋メニューが並ぶ。
今日も早朝からよく歩いた。
まずは生ビールで乾杯。
喫茶店で少し休んだ時を除けばずっと歩きっぱなしだったので、冷えた生ビールが五臓六腑に染み渡る。
割り箸にも”百練”の焼き印。
各自食べたいものを注文。
春の京漬物盛り合わせ。
名物ハムとマヨネーズ、そしてポテサラ&マカロニ。
マカロニではなくスパゲッティだ。
牛スジ煮。
特製蒸しアギ。
アギは牛の顎から頬にかけての部位の肉。
アジフライ。
アジフライにもマヨネーズがついてきた。
生ビールの次は京都の地酒。
上京区北伊勢屋町の佐々木酒造が醸す、聚楽第 純米吟醸。
千利休が茶の湯にも使ったとされる「金明水・銀明水」を仕込み 水として使い、洛中で醸された酒。
使用米は非開示、精米歩合は60%。
ちろりで出されているが、中身は冷酒。
グラスになみなみ一杯あり、ここは正一合よりも少し多そうだ。
焼き豚。
必殺コンニャク焼き。
何が必殺なのだろう。
赤ウインナー焼きにもマヨネーズ。
二杯目の酒は、伏見区横大路三栖大黒町の松本酒造が醸す、澤屋まつもと 純米。
使用米は五百万石、精米歩合は65%。
このちろりの中身もグラスになみなみ。
伏見には柔らかい酒質の酒が多い中で、澤屋まつもとは淡麗辛口。
日本酒を除けばあまり京都らしさが無いランチとなったが、ほろ酔い加減で店をあとにする。
このくらいの酒量であれば、この急な階段を下るのも大丈夫。
友人たちと過ごす、楽しい京都の旅は続きます。