友人たちと久し振りの京都旅行、ランチ難民からの昼飲み、百練 12 | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

5月のこと、大学時代の友人たちと過ごす京都旅行の続き。

 

予定していたランチのお店が臨時休業のため、ランチ難民となって歩いている。

古い家並みが残る柳小路では素敵な女性が写真撮影中。

 

行列が出来ているお店がある。

客は全員女性、サラダのお店のようだ。

 

友人が案内してくれたのは、『百練』。

 

昼から飲める居酒屋とのこと。

それにしても友人は高級店から居酒屋まで本当によく知っている。

 

急な階段を二階に上る。

先客は居ない。

窓際の明るいテーブルを選ぶ。

 

壁には居酒屋メニューが並ぶ。

 

今日も早朝からよく歩いた。

まずは生ビールで乾杯。

 

喫茶店で少し休んだ時を除けばずっと歩きっぱなしだったので、冷えた生ビールが五臓六腑に染み渡る。

 

割り箸にも”百練”の焼き印。

 

各自食べたいものを注文。

 

春の京漬物盛り合わせ。

 

名物ハムとマヨネーズ、そしてポテサラ&マカロニ。

マカロニではなくスパゲッティだ。

 

牛スジ煮。

 

特製蒸しアギ。

アギは牛の顎から頬にかけての部位の肉。

 

アジフライ。

 

アジフライにもマヨネーズがついてきた。

 

生ビールの次は京都の地酒。

上京区北伊勢屋町の佐々木酒造が醸す、聚楽第 純米吟醸。

 

千利休が茶の湯にも使ったとされる「金明水・銀明水」を仕込み 水として使い、洛中で醸された酒。

使用米は非開示、精米歩合は60%。

 

ちろりで出されているが、中身は冷酒。

 

グラスになみなみ一杯あり、ここは正一合よりも少し多そうだ。

 

焼き豚。

 

必殺コンニャク焼き。

何が必殺なのだろう。

 

赤ウインナー焼きにもマヨネーズ。

 

二杯目の酒は、伏見区横大路三栖大黒町の松本酒造が醸す、澤屋まつもと 純米。

 

使用米は五百万石、精米歩合は65%。

 

このちろりの中身もグラスになみなみ。

伏見には柔らかい酒質の酒が多い中で、澤屋まつもとは淡麗辛口。

 

日本酒を除けばあまり京都らしさが無いランチとなったが、ほろ酔い加減で店をあとにする。

このくらいの酒量であれば、この急な階段を下るのも大丈夫。

友人たちと過ごす、楽しい京都の旅は続きます。