友人たちと久し振りの京都旅行、 喜幸で鮎と日本酒、そしてThe Common One Bar 8 | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

5月のこと、大学時代の友人たちと過ごす京都旅行の続き。

 

向かったのは、「賀茂とうふ 近喜」。

ここは天保5年(1834年)創業の老舗。

既に営業を終えているが、今夜のお店はここではない。

 

角を曲がった先にある、船頭町の『喜幸(きいこ)』が今夜のお店。

 

ここは友人の行きつけのお店。

超人気店なので、かなり早めに予約を取らないと席を確保できない。

 

店内の客はほとんどが常連さん。

ここは先代の時代から鴨川の漁業権を持ち、今も二代目の女将さんが投網で鮎などを獲られている。

カウンターの右端には鮎が泳ぐ水槽。

女将さんの鮎を食べたかったが、残念ながら雨で川が増水し漁が出来なかったので、今夜の鮎は購入品とのこと。

鮎に添える蓼酢は目の前で蓼の葉を摩り下ろして作られる。

この蓼も鴨川で採取しているのだそうだが、その場所は秘密で女将さんしか知らないのだそうだ。

この日も色々な料理を食べ、日本酒もいっぱい飲んだが、それを記したメモを紛失してしまった。

店内の撮影はできないが、女将さんの許可をもらってこの一枚のみ撮影。

 

満腹満足で店を出る。

食事中も何人もの客が席はありますかと顔を出したが、満席ですと断られていた。

この二人の外国人も断られ、スマホで他の店を探している。

 

高瀬川を渡り、木屋町通に出る。

 

向かい側の店の裏は、みそそぎ川。

そこに納涼床が設置されている。

 

四条通に向かって歩くと、右に小路がある。

角のお店は、『たち呑み しゃーぷ』。

 

小径を抜け四条通に出る角には重厚な建物の『東華菜館』。

 

四条大橋を渡り振り向くと、『東華菜館』の全容を見ることが出来る。

左の和風の建物は、『京料理 ちもと』。

 

祇園四条側には、「京都四條南座」。

 

祇園界隈はどこもかしこも外国人で溢れている。

餃子の『歩兵』の前にも長い行列。

 

友人に案内され、路地をどんどん進む。

 

ここにも外国人の長い列。

 

白川南通に出て、新橋通に進む。

 

新橋通から細い路地を入り、『何生庵』に至る。

 

更に、長いアプローチを進み、目的の店へ。

 

店は、奥の和風の建物の中。

 

友人が案内してくれたのは、『The Common One Bar』。

 

カウンターに席を取る。

 

三人で乾杯。

京都の友人は、グレンモーレンジィの10年をオンザロックスで。

もう一人の友人はジン・トニックだったような。

 

そして私は大好きなウォッカ、ベルヴェデール。

 

これをウォッカ・マティーニで。

 

おつまみは乾きもの。

 

昨夜は飲み過ぎたし、今夜も『喜幸』でたっぷり日本酒を飲んできているので、サクッと飲んで帰途に就く。

 

長い小径を歩き、ようやく入り口まで辿り着いた。

 

来るときは外国人観光客で溢れていた道は、既に多くの店の営業が終了し、静寂に包まれている。

 

再び鴨川を渡り、次の目的地に向かう。

友人たちと過ごす楽しい京都の旅は続きます。