友人たちと久し振りの京都旅行、鴨川&市内散策、そしてランチ難民に 6 | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

5月のこと、大学時代の友人たちと過ごす京都旅行の続き。

 

下鴨神社を出ると、再び出町橋を渡り、鴨川沿いに散策。

前日の大雨で、水位こそ下がったが水は茶色に濁ったまま。

 

ここから鴨川沿いに散策し、二条大橋を目指す。

 

川岸には何羽ものアオサギ。

 

見慣れぬ動物を見付けた。

大きなドブネズミのような生き物は、南米原産のヌートリア。

侵略的外来種ワースト100に指定されている。

すぐ近くの土手の上を多くの人が行き交うが、全く気にする様子もなく悠々と歩いている。

 

丸田町橋を過ぎ二条大橋近くに来ると、みそそぎ川が現れる。

五条大橋までの約2.5kmの人工水路だ。

 

賀茂川の上流で取水され、この場所だと鴨川の水面よりずいぶん高い位置にある。

蛍を観ることができるそうなので、夜にまた来ようと話し合う。

 

二条通から木屋町通に入ると、「島津製作所創業記念資料館」がある。

 

ここは創業者、島津源蔵の住居兼研究所の建物。

国の登録有形文化財に指定されている。

 

日銀京都支店前には、角倉了以の邸址の石柱。

ここから始まる高瀬川は、角倉了以・素庵親子によって開削された、京と伏見を結ぶ全長約11キロの運河。

 

ここは高瀬川の一之船入。

全部で九つの船入(荷物を積み下ろす船溜まり)が造られている。

 

説明文によると、この水路の完成により京都と大阪が直接水運で結ばれることとなり、京都の運輸に画期的な変革をもたらしたのだそうだ。

 

当時の十石船が展示されている。

菰樽には伏見の清酒と書かれている。

 

再び二条通に戻り、寺町通に入る。

ここには洋菓子の村上開新堂。

明治40年(1907年)創業の老舗だ。

 

道に建つ石柱を見ると、”此附近 藤原定家京極邸址”。

こんな歴史的な場所が随所にあるのが京都の魅力の一つ。

 

ようやく目的のお店に到着。

私が鯖寿司を食べたいと言ったので、友人が『末廣』に案内してくれた。

ところが、入店待ちの長い列。

お店の方に聞くと、昼の閉店時間までに入店するのは無理とのこと。

 

仕方がないので、別の店で昼食をとることにする。

『末廣』の向かい側には「一保堂茶舗」。

ここのお茶が好きで、何時も丸の内店で買っている。

 

寺町通から夷川通に左折し、更に麩屋町通を右折。

友人が次に案内してくれたのは、ステーキの名店、『はふう本店』。

ところが、本日定休日の張り紙。

 

もうお腹はペコペコ。

夷川通で見つけた食堂、『ゑびす』に入店。

 

入り口には、お昼は日替わり定食のみの張り紙。

今日の定食は魚の煮つけなのだそうだ。

 

壁にはメニューがずらりと張り出されている。

でも昼はこれらは食べることが出来ない。

 

日本酒も良い銘柄が揃っている。

 

ここまでいっぱい歩いてきたので、まずは生ビールで乾杯。

 

ランチは定食のみと書かれていたが、生ビールは大丈夫で良かった。

 

本日の日替わり定食が届く。

ご飯とみそ汁、そして昆布の佃煮。

 

小鉢が二種類。

 

鰈の煮つけ。

とても大きな鰈で、身が柔らかく上品な味付けで美味い。

 

満腹になった後は、直ぐ近くにある豆政に立ち寄る。

 

ここでお土産を幾つか購入。

ここの豆菓子は美味い。

友人たちとの楽しい京都の旅は続きます。