友人たちと久し振りの京都旅行、先斗町の小料理屋 ますだ と、石塀小路の隠れ家 Tinto 3 | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

5月のこと、大学時代の友人達と過ごす京都旅行の続き。

 

東寺を出て向かったのは、先斗町。

 

雨はだいぶ小降りになったが、鴨川は濁流となっている。

 

雨の平日の夕方早い時間、先斗町に人の姿は少ない。

 

京都が好きで京都にセカンドハウスを買った友人が連れて行ってくれたお店は、『先斗町 ますだ』。

 

店内は撮影禁止なので、店内の三枚の写真は加茂鶴のH.P.から拝借。

このカウンターの、奥から3~5番目の席に着席。

 

ここの常連の友人に大将の太田晴章さんを紹介してもらい、お話をしながら京料理と日本酒を楽しむ。

料理はメニューを見ながら注文するのだが、価格は書かれていない。

友人曰く、「食べ過ぎ飲み過ぎ」とのことで、かなりの金額となってしまった。

 

ここの酒は広島県東広島市西条本町の加茂鶴酒造の加茂鶴樽酒。

昭和27年(1952年)の創業以来70年余り、一貫してこの酒を取り扱っている。

 

料理の写真は一切無いので、食べたメニューだけ付記しておく。

鱧のおとし

鱧の炙り

シマアジ刺身

賀茂茄子田楽

もろこ南蛮漬け

蓮根饅頭

鯖きずし

蛸煮

牛すじ煮

九条葱てっぱい(ぬた)

セロリきんぴら

鴨ロース

白蒸し(蒸したもち米にイクラと穴子) 京都の友人はお茶漬け

飲み物は、プレモル中瓶2本、賀茂鶴樽酒2合徳利6本。

 

店を出ると雨が上がり、人出が増えている。

 

鴨川の流れは速く、茶色く濁っている。

納涼床が出来ている左の川はみそそぎ川。

 

四条大橋を渡ると、京都四条南座。

 

南座では6月に坂東玉三郎の特別公演が開催されるとのこと。

 

こちらが、そのポスター。

 

四条通を進み、八坂神社に至る。

 

西楼門から境内へ。

 

本殿の前で美しく輝くのは、舞殿。

 

この写真は、2024年の祇園祭で、舞殿の上で出番を待つ三基の神輿。

祇園祭を観に行った友人が撮影して送ってくれた。

 

本殿の鈴緒は奥に結わえられ、本坪鈴を鳴らせないようになっている。

深夜に酔った外国人観光客がジャラジャラ鳴らすので、このような措置を取ったのだそうだ。

 

南楼門から退出する。

 

八坂神社を出て振り返ると、石鳥居の先に南楼門が見える。

 

向かったのは、石塀小路。

 

友人に連れられるまま、しっとりと雨に濡れた迷路のような石畳を進む。

 

風情のある路地が続くが、大きな車は入れないので、荷物の搬出入等は大変だろうと思ってしまう。

 

ようやく目的のお店に到着。

 

ここは、片岡仁左衛門さん所縁のお店。

友人は仁左衛門さん、孝太郎さん、千之助さんと親しく、ここで一緒に飲んだりしている。

このお店を設計されたのは、石原裕次郎さん。

靴を脱いで入る店内は、壁も床もカウンターも朱色。

そこで、お店の名前も『Tinto』。

 

女将さんが、「歌舞伎を観に行かれるときは、何時でも良い席のチケットを取りますよ」と言ってくださったが、次の仁左衛門さん、孝太郎さんの公演は大阪の松竹座ということで、断念。

 

仁左衛門さんがいがみの権太を演じ、孝太郎さん、千之助さんも出演された「義経千本桜」は2023年6月に歌舞伎座で鑑賞しているので、その話しでも盛り上がる。

 

その時の記事はこちら。

 

 

友人がキープしていたボトルを飲み干してしまった。

ボトルには、孝太郎さんのサイン。

 

よく見ると、横に入っているサインは仁左衛門さん。

(このボトルは持ち帰り、友人宅に帰宅後に撮影。)

たっぷり飲んで、酔っぱらった三人は何とかタクシーで帰宅。

友人たちと過ごす、楽しい京都の旅は続きます。