友人たちと久し振りの京都旅行、東寺から観智院へ 2 | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

今日で私のブログは16年目。

よくこんなに長く続いているものだと自分でも驚いています。

これからも、ワイン、レストラン、旅の記事を綴っていきたいと思いますので、16年目もよろしくお願いいたします。

 

5月のこと、大学時代の友人達と過ごす京都旅行の続き。

まず訪れたのは、東寺。

 

大師堂(西院御影堂(みえどう))の次に向かったのは、食堂(じきどう)。

僧侶が斎時に集まって食事をした場所。

足利尊氏がここに居住したのだそうだ。

 

中には修学旅行生。

 

ここから中は、拝観料が必要。

 

足場を組んで保護されているのは、枝垂桜の不二桜。

 

東寺と言えば、国宝・五重塔。

55mの高さを誇る、現存する日本の古塔のなかで最も高い塔だ。

現在の塔は、正保元年(1644年)、徳川家光の寄進によって竣工したもの。

因みに、東寺が弘法大師によって創建着手されたのは、天長三年(826年)。

 

次に向かったのは、重要文化財・講堂。

講堂の中には、立体曼荼羅と呼ばれる21躯の仏像が安置されている。

 

内部は撮影禁止なので、東寺のパンフレットの写真を拝借。

 

これだけの国宝、重要文化財の仏像を一度に見られる機会はなかなか無い。

 

次に向かったのは、国宝・金堂。

ここには薬師三尊と十二神将(いずれも重要文化財)が安置されている。

 

ここも内部は撮影禁止なので、東寺のパンフレットの写真を拝借。

薬師如来、日光菩薩(右)、月光菩薩(左)、薬師如来坐像の下の小さな像が十二神将。

 

拝観を終えると、蓮池を渡って次の目的地に向かう。

相変わらず雨は激しく池面を打ち付けている。

 

向かったのは、真言宗総本山 東寺 別格本山 観智院。

 

この中にある、宮本武蔵直筆の絵を観に来たのだ。

でも、内部は撮影禁止。

以下三枚の写真は観智院のパンフレットからお借りしました。

 

床の間の絵が、宮本武蔵筆の「鷲の図」。

二羽の鷲が勢いのある筆致で描かれている。

 

左は鷲の一羽を拡大したもの。

右は襖に描かれた宮本武蔵筆の「竹林の図」。

三人で感想を述べあいながら観ていると、京都観光案内のボランティアの方が来られ、詳しく説明していただいた。

 

その方に連れられて重要文化財・五大虚空蔵菩薩像を観に行く。

唐の都、長安の青龍寺金堂の本尊であったものを、唐に渡った僧恵運が847年に請来したもの。

その時代に小さな木造船でこれだけの仏像を中国から運んできたことは驚き。

虚空蔵菩薩は高い位置に鎮座されているので、お顔を拝顔するためには畳に座って見上げなければならない。

ボランティアの方に「お座りください」と促され畳に正座したが、彼の説明が長いので脚が痺れて立てなくなってしまった。

 

脚の痺れがとれると、東寺を出て次の目的地に移動することにする。

 

東寺の外に出てタクシーを探す。

ここは東寺餅のお店。

お隣は東寺うどん。

 

東寺からタクシーに乗って夕食の場所に向かう。

降りたのは、ここ。

友人たちと過ごす、楽しい京都の旅は続きます。