6月のこと、彼女と丸の内のペルー料理店、『YUYAY』で過ごす楽しい午後の続き。
料理は、ランチで一番良い「ペルーコース」を注文。
まずは、真鯛のセビーチェ。
セビーチェはペルー発祥の魚介のマリネ料理。
酢ではなく、柑橘の果汁を使うのが特徴。
ライムの香りが心地良い。
白と茶色のペルーのトウモロコシ、二種が添えられている。
左手前には、サツマイモ。
本日のスープは、白身魚のスープ。
飲んでみると、鯛の潮汁。
鯛の身はセビーチェに、アラはスープに使ったようだ。
スパークリングワインはまだ残っているが、肉料理に合わせて赤ワインを抜栓することに。
折角なので、ペルーのワインを選ぶ。
ペルーのタベルネロが造る、ヴィットリア、シラー、レゼルヴァ、2018年。
南アメリカのぶどうは欧州がフィロキセラ禍で壊滅的被害を受ける前に移植された苗が元になっており、乾燥した気候で病害虫が発生しにくく、高品質のワインが造られている。
チリのカベルネ・ソーヴィニョン、アルゼンチンのマルベック、ウルグアイのタナはそれぞれ国を代表するぶどう品種となっている。
2018VTと飲み頃を迎えた、初めて飲むペルーのシラーへの期待が膨らむ。
アルコール度数は13.8%と高い。
香りは控えめ。
果実味はクリーンで泥臭さは微塵もない。
スミレや腐葉土や樽のニュアンス。
柔らかな酸とタンニンが果実味をやさしく包み込む。
洗練された、美味いシラーだ。
メインは、ペルーを代表する料理、ロモ・サルタード。
”ジューシーな牛のロモ(ヒレ肉)とシャキシャキのタマネギにほんのちょっぴり煮崩れたトマトが優しく絡みつきます”とのこと。
柔らかなヒレ肉に濃い目のソースが良く合って美味い。
コース料理はデザートを残すのみとなったが、ワインがまだ多く残っているのでアラカルトでもう一品頼むことにする。
選んだのは、ペルー風チキンカツ、ミラネーサ・デ・ポロ。
チキンを薄く伸ばし、衣をつけて揚げている。
ペルーのハーブと芥子のソースがピリ辛で美味い。
ソースを使い切り、お代わりを追加。
デザートとコーヒーが届く。
フルーツゼリーは涼を誘う見栄え。
甘くなく美味い。
窓の外には、お隣のビル、日本工業倶楽部会館の彫像が見える。
この彫像は、会館建設当時の二大工業、石炭と紡績を表現している。
今日は、ランチにしては食べ過ぎ飲み過ぎてしまった。
地下に下り、「新丸ビル」を出ると、今度は「丸ビル」に入る。
向かったのは、マルチカ。
目的のお店は、『BUTTER 美瑛放牧酪農場』。
彼女がここのソフトクリームを食べたいとのこと。
ここで代金を支払い。
そしてここで出来上がったソフトクリームを受け取る。
写真の左隅に、ソフトクリームをワッフルコーンに入れている様子が写っている。
牛乳と甜菜糖のみで造られたソフトクリームは濃厚で美味い。
でもすぐに溶けるので、服を汚さないように要注意。
サクッと食べると、日比谷まで散策し、帰途に就くことにする。
途中、東京国際フォーラムで警備ロボットを見付けた。
最近は、色々なところで配膳ロボットや警備ロボットを見るようになった。
少子化が進み経済力が衰退する中で、人手不足、生産性向上のために、生産現場だけでなく、私たちの身近なところでロボットの活用が一層進むこととなるのだろう。
彼女と過ごす、丸の内の楽しい午後でした。