5月のある休日、ちぃさんと六本木一丁目の『麻布箪笥町 天涼庵』で過ごす楽しい午後の続き。
飲んでいるのは、G.H.マーテルが造る、シャンパーニュ、ポル・ジェス、ブリュット。
どんどん飲み進み、最後の一杯となってしまった。
白鱚。
天麩羅の定番は美味い。
シャンパーニュのボトルを飲み干すと、日本酒に切り替える。
ちぃさんの酒は、愛知県名古屋市の萬乗醸造が醸す、醸し人九平次 純米大吟醸 雄町 ソヴァージュ 2022年。
雄町を50%まで磨きこんで醸されている。
岡内店長がグラスに注ぎながら、「愛知県の萬乗醸造が醸す、醸し人九平次です」と説明してくれる。
「ええ、当主の九平治さんとはお会いしてお話したことがあります」と私。
「醸し人九平次はフランスでワインも造っているのですよ」と岡内さん。
「ブルゴーニュのモレ・サン・ドニのドメーヌ・クヘイジですね。一度訪問し、伊藤社長に熟成中のワインを全種類試飲させてもらいました」と私。
「す、凄いですね」と岡内さん。
私の酒は、奈良県桜井市の今西酒造が醸す、みむろ杉 純米大吟醸。
山田錦を50%まで磨きこみ、ご神体”三輪山”の伏流水で醸されている。
「これは奈良県の・・・」と岡内さん。
「三輪三山の麓、長谷寺の近くですね。蔵を一度訪問したことがあります」と私。
「本当にお詳しいのですね」と岡内さん。
以降、私たちへのサーヴは店長さんが直接してくれ、色々お話しできて一層楽しくなった。
日本酒に代わったので、乾杯。
舞茸。
サクサクの食感が楽しい。
オクラ。
「オクラは英語名もオクラなのですよ。インドでは生野菜はあまり食べられないので、さっと湯通ししたオクラをいっぱい食べていました」と私。
次の酒を選ぶ。
ちぃさんの酒は、広島県三原市の酔心山根本店が醸す、特撰 純米大吟醸生地(純米大吟醸原酒)名譽酔心。
山田錦等を50%まで磨きこんで醸されており、強いボディの飲み応えのある酒だ。
私の酒は、京都府京都市伏見の日々醸造が醸す、日日(にちにち) 第三酒造期。
微発泡のプチプチ感があり、ラベルには書かれていないが生酒のようだ。
澤屋まつもとの杜氏を務められていた松本日出彦さんが設立された新しい酒蔵で、今年で三年目の醸造となる。
兵庫県産山田錦を用い、精米歩合は非公開。
純米大吟醸仕様とのこと。
ブロガーは何故毎回乾杯するのだろう、と言いながら乾杯。
目の前の鉄板では、私たちの肉を焼く準備が進んでいる。
まずは、焼き野菜。
続いては、肉が焼かれる。
国産牛サーロインステーキ。
季節の焼き野菜添え。
私はもう少しレアな方が好きだが、肉が柔らかいので充分に美味い。
肉は北海道産。
ちぃさんと過ごす、六本木一丁目の『麻布箪笥町 天涼庵』での楽しい午後は続きます。