早稲田のコンサーツ・ラボで開催された、ピアニストの河野真有美さん主催のコンサート、”Fantastico~素晴らしき音楽、素晴らしき歌声~”を楽しんだあとは、ディナーのお店に向かう。
向かったのは、六本木通りに面した「ホテル&レジデンス六本木」。
予約しているお店は、1階にあるフレンチ/イタリアン、『バー&レストラン COCONOMA』。
ホテル内に歩を進める。
ロビーには、正絹兜の飾り物。
店名の由来となっているVIPルームに案内される。
COCONOMAは”九間(ここのま)”のことで、三間x三間の広さの部屋は、人間にとって最も安らぎを与える広さなのだそうだ。
このVIPルームはまさに九間として造られている。
ここには靴を脱いで上がる。
床は温かみのある板張りとなっている。
この凹凸が足の裏に実に心地よい。
私たちのテーブルは、部屋の奥の窓際の席。
ゆっくり寛いで食事を楽しむことができる。
今夜は、三種のシャンパーニュの飲み較べ。
最初のシャンパーニュは、ヴーヴ・マリアンヌ、ブリュット、キュヴェ・アンフィニー。
ヴーヴ・マリアンヌはコート・デ・バールにあるメゾン。
何故かスパークリングワインにはヴーヴ=未亡人の名が付くメゾンが幾つもある。
ちぃさんと乾杯。
柑橘系の爽やかな香り。
切れの良いブリュットだ。
セパージュは、ピノ・ノワール80%、シャルドネ15%、ピノ・ムニエ5%。
魚介と季節野菜のインサラータ。
アサリ、甘海老、ムール貝、赤と黄色のパプリカ、ブロッコリー、オレンジ、ディルが盛り込まれている。
二人に取り分け。
爽やかなサラダがシャンパーニュによく合う。
カトラリーはクチポール。
箸も置かれている。
シャンパーニュはあっと言う間に二杯目。
白トリュフ香るフレンチフライ、ゴルゴンゾーラディップ添え。
白トリュフの香りが素晴らしく、熱々のフレンチフライが美味い。
ゴルゴンゾーラディップは濃厚。
二種類目のシャンパーニュを抜栓する。
最初のヴーヴ・マリアンヌに比べると、とても色が濃い。
シャルリエ・エ・フィス、カルト・ノワール、ブリュット。
ヴァルド・ラ・マルヌ地区のメゾン。
ワインは樽発酵、樽熟成で、オーク樽での熟成期間は4年間。
ボトリングは2018年5月、デゴルジュマンは2023年7月26日。
ドサージュは、7.8g/ℓ。
またまたちぃさんと乾杯。
このシャンパーニュは気に入ったので、ミュズレをコレクションに加えることにする。
白トリュフの香りのフレンチフライとシャンパーニュの組み合わせは、贅沢というべきかなんというべきか、でも美味しい。
熟した洋梨や花梨の香り。
濃厚な果実味、綺麗な酸とミネラル、後味には炒ったナッツのニュアンス。
セパージュは、ピノ・ムニエ60%、ピノ・ノワール20%、シャルドネ20%。
窓と反対側の壁は、ワインセラーとなっている。
今度来るときは、セラーの中からワインを選んで飲んでみたいと思う。
ちぃさんと過ごす、六本木の楽しい夜は続きます。