今日は時系列を飛び越えて、5月の記事をアップ。
ご一緒していただいた方が記事をアップされたので、私も急いでアップすることにした。
5月のある平日のお昼、恵比寿に降り立つ。
気持ちの良い天気なので、恵比寿から駒沢通り、そして旧山手通りに入り、代官山方面に歩いて向かう。
ハリウッド・ランチ・マーケットの恐竜や動物たちは今日も元気。
『リストランテ ASO』の欅の木の緑が濃くなっている。
2月にここで食事をしたときには、刈り込まれた枝は丸裸だった。
待ち合わせまで時間があるので、「T-SITE」をチェック。
「T-SITE」を出ると、目の前にはハワイアンの『アロハテーブル』。
ここはドラマの撮影の人気のスポット。
目的の場所、「代官山フォーラム」に到着。
今日のランチの場所は、フレンチのグラン・メゾン、『メゾン ポール・ボキューズ』。
この階段を下ると、レセプションに至る。
このエントランスを見るだけで、今日の食事への期待が膨らむ。
原田マダムに迎えられ、バーに案内される。
ここでAKKOさんの到着を待つ。
今日はお隣のラウンジでは何かの食事会が開かれている。
美しく装った女性たちの華やかな話声が漏れ聞こえる。
AKKOさんが到着すると、先崎支配人に先導され、何時ものテーブルに案内される。
この写真はダイニングルームの一番奥から入口方向を撮影したもの。
ほとんどのテーブルに客が居たので、食後に人が居なくなってから撮影。
私の指定席は、ダイニングルームの一番奥のコーナーテーブル。
何時ものテーブルセッティング。
この金のプレートが好きだ。
今回ここに来た理由は、AKKOさんのワインセラーに眠る古酒を美味しい料理と共に味わうため。
AKKOさんが持ち込まれたワインは、シャンパーニュとボルドーの赤。
ポメリー、キュヴェ・ルイーズ、1989年。
ポメリーのフラッグシップ・シャンパーニュで、ルイーズはマダム・ポメリーの愛娘の名前。
アヴィズ、クラマン、アイの3つのグラン・クリュ畑の中にある、キュヴェ・ルイーズ専用の区画のぶどうのみを使用。
更にこれらのぶどうの一番良い果汁、クール・ド・キュヴェ(キュヴェの魂)のみを用いて醸造。
地下30m、全長18kmに及ぶカーヴで熟成され、瓶内熟成期間は8年と極めて長い。
34年の時を経ているので、慎重にコルクが抜かれる。
コルクはまだ健全で、ほっとする。
これだけの古酒となると、テイスティングも緊張する。
香りを確かめ、口に含む。
美味い。
ほっとして、ソムリエに向かって頷く。
シャンパーニュ用ではなく、大きなグラスに代えてもらう。
AKKOさんと乾杯。
こんな素晴らしいワインを一緒に味わわせてもらうことに感謝。
熟した花梨、アプリコット、シェリーの香り。
濃厚な果実味、長い余韻。
ガスは弱くなっているが、スティル・ワインとして飲んだとしても素晴らしい熟成古酒だ。
良いぶどうを使っていることがわかる。
セパージュは、シャルドネ65%、ピノ・ノワール35%。
シャンパーニュのお供は、グジェール。
三種のフロマージュを練りこんだグジェールの香りが素晴らしい。
アミューズ・ブーシュはプチポワの冷製ポタージュ。
黒胡椒のクリームとクルトンが浮かべられている。
冷たく濃厚で滑らかなポタージュが美味い。
ミネラルウォーターはペリエ、コンガスを選んだ。
温かいパンが届く。
このパンが美味しいのだ。
お供は、エシレバター。
AKKOさんと代官山のグラン・メゾン、『メゾン ポール・ボキューズ』で過ごす素敵な午後は続きます。