急に決まったランチは気軽なオーストラリアン・ビストロで、バンクシア、丸の内 | ワインは素敵な恋の道しるべ

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白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

今朝は一週間ぶりに赤唐辛子を収穫。

 

今日の収穫は69本、これで今年の収穫は565本となった。

ピーマンが急に元気がなくなったのでもしやと思い株を抜いてみると、コガネムシの幼虫がうようよ。

根があらかた食べられてしまっていた。

植え替え、一度は元気になったが、10月とは思えない夏日が続き、耐えられずに萎れてしまった。

温暖化の影響でカメムシとコガネムシが異常繁殖し、無農薬栽培が難しくなってきた。

 

5月のある平日、午後休を取るので丸の内でランチを一緒に食べたいと彼女から連絡があったのは三日前。

急いで予約を取ったのは、オーストラリアン・ビストロの『バンクシア』。

 

ランチのお店に向かう前に、ちょっとお買い物。

今日は雨。

丸の内仲通りはホコ天となっているが、外を歩く人はいない。

 

目的の場所は、「ブリックスクエア」の、パティスリー&ブーランジュリー、『ラ ブティック ドゥ ジョエル・ロブション』。

 

お買い物を済ませると、雨を避け、地下道を「新丸ビル」に向かう。

 

平日のランチ時ということで、人出が多い。

でも、あと15分もすれば就業時間となるので、空くはず。

 

まずは馴染みのフレンチ、『エリックス バイ エリック・トロション』へ、ではなく、この近くのお化粧室へ。

 

予約しているお店は、オーストラリアン・ビストロの『バンクシア』。

ここはお隣の『ワトル』の姉妹店で、どちらの店名もオーストラリア原産の花の名前。

 

店の中央には、大きなバーカウンター。

ここのウリは、窓際のカウンター席。

眼下に行幸通りを、左手に東京駅丸の内駅舎を見渡すことができる。

 

でも今日は、こちらの個室を予約しておいた。

個室と言っても、今日は二組の客での利用。

 

今日はランチコースと、フリーフローを予約している。

フリーフローのドリンクメニューがとてもお洒落。

 

早速スパークリングワインをお願いする。

オーストラリアのデ・ボルトリが造る、DB、ファミリー・セレクション、ブリュット・キュヴェ。

北イタリア移民のデ・ボルトリが1928年に設立したワイナリーで、今ではオーストラリア最大級の生産者に成長している。

 

フレッシュ&フルーティーなブリュット。

コスパ抜群のスパークリングだ。

セパージュは、シャルドネ75%、ピノ・ノワール25%。

 

テーブル上のE.V.オリーブオイルを受け皿に注ぐ。

今はオリーブオイルの価格が高騰しているので、大切に味わうことにする。

 

パンはソフトタイプ。

ソースやオリーブオイルを掬うのに適している。

 

プリフィックスのランチコースから選んだ最初の料理は、二人とも同じ。

タスマニア産サーモンのミキュイ。

 

野菜に囲まれた真ん中には、真四角のサーモンのブロック。

 

半分食べた後の写真で恐縮だが、サーモンは旨味が濃厚。

少し塩分が強いのが残念だが、美味いので良しとしよう。

 

赤ワインもデ・ボルトリのロリマー、シラーズ・カベルネ、2022年。

 

綺麗な果実味と柔らかなタンニンに、樽のニュアンスも。

とてもバランスの良いミディアム・ボディ。

このワインもコスパ抜群。

 

オーストラリア産穀物牛のグリル。

結構なヴォリュームがある。

 

彼女の肉の方が大きく見えると言いながら、彼女の皿を撮影。

「そんなことないわ。隣の芝生よ」と軽くいなされてしまった。

 

焼き色がなかなか良い。

 

肉によく合うので、ロリマーの赤を三杯も飲んでしまった。

 

パンはお代わりをもらう。

 

コースにデザートは付いていなかったので、アラカルトで追加。

 

プラリネのアイスクリームとチョコレートテリーヌ。

 

食後はまたまたデ・ボルトリのスパークリング。

スパークリングワインは4杯目。

 

食後は熱いコーヒーでほっこり。

 

窓の外を見ると、まだ雨が降っている。

 

ゆっくり食事をしていたので、お店のランチ営業の最後の客となってしまった。

 

『バンクシア』を出ると、地下通路を通って「丸ビル」の「マルチカ」に向かう。

目的の店は、『BUTTER 美瑛放牧酪農場』。

今日もバターを造る機械がぐるぐると回っている。

 

お店の方が出来立てのバターを成型している。

このバターが美味しいのだ。

買い物を済ませると、帰途に就く。

彼女と過ごす、丸の内の楽しい午後でした。