4月のある休日、彼女と丸の内のフレンチで待ち合わせ。
行幸通りの地下道を歩いていると、イスタンブールの地下宮殿を思い出す。
イスタンブールは好きな都市で、既に39回訪問している。
40回目の訪問をしたいのだが、コロナで海外への旅は中断し、今は円安でとても海外に行く気になれないでいる。
(と言いながら、10月初めに新しいパスポートを使いました。)
何時もとは異なり、行幸地下ギャラリーには前衛的な作品が展示されている。
特に目を引いたのは、この作品。
人の顔写真が組み込まれているので、エイリアンに捕えられた人間の断末魔のようにも見える。
4月25日から5月12日まで、”ART AWARD TOKYO MARUNOUCHI 2024”が開催されているのだ。
行幸通り地下道から、「新丸ビル」地下に入る。
地階からエレベーターで上層階に上っても良いのだが、人が多いので敢えてエスカレーターで1階に上る。
ここは何時も人が少なく、この静けさに寛ぎを覚える。
1階からエレベーターに乗り、降りたのは5階。
この一角は見慣れた光景。
何時もは左側のフレンチ、『エリックス バイ エリック・トロション』で食事をすることが多い。
でも今日は右側のフレンチ、『メゾン・バルサック』を予約している。
(『メゾン・バルサック』はこの訪問直後の5月初めに閉店し、6月初めに『ブルディガラ丸の内』として再開しています。)
お店のマスコットのシマウマは今日も元気にカーペットを食んでいる。
案内されたのは、窓際の眺めの良い席。
目の前には、東京駅丸の内駅舎と八重洲地区の再開発ビル群。
お店の中は満席で、ほとんどが女性客。
カトラリーがクチポールなのも女性に人気の理由の一つなのかもしれない。
見た目はスタイリッシュなのだが、手が大きい男性には使いにくいカトラリーだ。
彼女が到着し、シャンパーニュを抜栓してもらう。
「マムのマグナムがあります」と言われ、勢いで「お願いします」と答えてしまった。
マグナムのシャンパーニュは美味しいが、ランチにはtoo muchでは、と少し不安にもなる。
「済みませんが重いので両手で注がせていただきます」と、何時ものソムリエ。
「はい、安全に注いでいただければ嬉しいです」と私。
G.H.マム、グラン・コルドンのマグナム・ボトルは存在感が半端ない。
赤い斜めの線は、フランス最高勲章、レジオン・ドヌールを表現している。
セパージュは、ピノ・ノワール45%、シャルドネ30%、ピノ・ムニエ25%。
瓶内熟成期間は約30か月、ドサージュは8g/ℓ。
コルクの状態もとても良い。
パンが届く。
お供は、E.V.オリーブオイル。
このパンが美味しいのだ。
アントレは、季節野菜のサラダ。
緑の色彩が春を告げる。
葉物野菜の上には、ホワイトアスパラガス。
振りかけられているのは、グラナ・パダーノ。
緑のソースは、エンドウ豆のソース。
左上の緑は、バジルのソース。
黄と赤のポイントは、黄と赤のビーツのソース。
彼女と過ごす、丸の内のフレンチ、『メゾン・バルサック』での素敵な午後は続きます。



















