4月のこと、ちぃさんと『つな八銀座』で天麩羅ディナーを楽しんだあとは、「ブリックスクエア」の『マルゴ丸の内』へ移動。
少し気温は低いが気持ちの良い夜なので、テラス席を選ぶ。
私たちのテーブルの両側には大きなヒーター。
椅子に座って上を見上げると、ヒーター越しにリノベーション中の三菱一号館美術館を覆うロートレックの幕。
左右のヒーターの熱量が大きいので、頭からポカポカと暖かくなる。
今夜は『つな八銀座』でビールと日本酒を飲んできているので、〆はワイン。
選んだワインは、南ローヌ、タヴェルのドメーヌ・マビーが造る、バロックス、2021年。
ちぃさんと乾杯。
強い果実味とタンニン、シガー、なめし皮、樽のニュアンス。
パンチの効いた素晴らしいボディだ。
ぶどうはシラー100%、アルコール度数は14%と高い。
お腹はいっぱいなので軽いおつまみを選び、ミックスナッツを注文。
思ったより量がある。
酔った勢いで撮影会。
最近は髪の毛が細くなり腰が無くなったので、そよ風でもたなびいてしまう。
『マルゴ丸の内』ではワインしか飲んだことがなかったが、新しい飲み物が加わったようだ。
ブリュードッグと、ドン・フリオはどちらも好きな飲み物。
ドン・フリオは、ブランコ、レポサド、アネホと、樽熟成期間が異なる三種類。
そこで、〆にドン・フリオ、レポサドを飲むことに。
ちぃさんは、ソーダ割。
私はオン・ザ・ロックスで。
ドン・フリオは、フリオ・ゴンザレスが1942年に設立した蒸留所。
プレミアム・テキーラとして人気のブランドだ。
ドン・フリオのレポサドはバーボンの樽で法定機関の2ヶ月より長い8ヶ月間熟成されている。
テキーラでも乾杯。
夜のテラスで飲む酒は美味い。
まったりとしながら、会話が弾む。
二杯で席を立とうと思っていたが、楽しくてもう一杯飲むことに。
私はドン・フリオのブランコをオン・ザ・ロックスで。
ちぃさんはロゼワイン。
オーストラリア、ヴィクトリア州のデ・ボルトリが造る、ラ・ボエム、ヤラ・ヴァレー。
またまた乾杯。
ラ・ボエムはピノ・ノワール100%で造られたロゼワイン。
私のドン・フリオ、ブランコはガツンと強いテキーラ本来の味わい。
ブランコは樽熟成を行わないか、行っても60日以内。
レポサドは樽熟成期間2ヶ月以上で、淡い琥珀色。
〆にしては三杯は飲み過ぎ。
名残惜しいが夜も更けたので席を立つ。
店長の鈴木さんが見送りに来てくれたので、記念撮影。
昼間は多くの人で賑わう「ブリックスクエア」も、この時間になるととても静か。
ヘンリー・ムーアの「羊の形(原型)1971年」に”お休み”と声を掛け、帰途に就く。
丸の内仲通りでは、”マルノウチ・ストリート・パーク”が開催されている。
今夜も「ザ・ペニンシュラ東京」の7階のガーゴイルは元気に地上を睥睨している。
ちぃさんと過ごす、丸の内の夜は素敵に更けていきました。