4月のこと、ちぃさんと歌舞伎座の四月大歌舞伎の夜の部を鑑賞することに。
四月歌舞伎の夜の部は16時30分開幕。
そこで、銀座で遅めのランチを食べてから歌舞伎座に行くことにし、予約しているお店に向かう。
今日のお店は、『スペインクラブ銀座』。
13時30分というランチにしては遅い時間だが、驚いたことに店内はほとんど満席。
壁もテーブルクロスもナプキンも赤。
赤い色に囲まれていると、テンションが上がってきて食欲が湧いてくる。
テーブルに着くと、早速スパークリングワインを注いでもらう。
甘い果実の香りがテーブルにふわりと漂う。
勢いのある泡立ちが心地良い。
抜栓したボトルは、スペイン、カタルーニャ州、ペネデスのソレル・ホーヴが造る、カヴァ、ニトゥス、ブリュット。
爽やかなシトラスの香り、綺麗な果実味と酸を持つブリュット。
ぶどうは、パレリャーダ、チェレッロ、マカベオ。
ちぃさんと乾杯。
今日もいっぱい飲む予感。
カヴァのお供は、原木から切り出したばかりのイベリコ・ベジョータ。
一枚は短いグリッシーニに巻いて食べる。
もう一枚はそのまま。
脂が甘く、熟成したイベリコ・ベジョータが美味い。
カヴァが美味しく、早くも二杯目。
瓶内二次発酵で造られたカヴァの泡立ちが素晴らしい。
前菜三種の盛り合わせ。
ジャガイモとニンニクとハーブのポテサラ。
濃厚で美味い。
ケソ・マンチェゴは羊のチーズ。
チーズの上には花梨のゼリー。
添えられた干しぶどうがとても大きい。
これがケソ・マンチェゴ。
ラ・マンチャ地方の羊乳を原料として造られるチーズ。
北海道産鱈のフリット。
添えられているのはアーモンドのフライ。
カヴァは三杯目。
グラスが大きいので、二人で三杯ずつ飲むとボトルが空いてしまった。
前菜の次は、コンソメスープ。
具材たっぷりで、トマトが入っていないミネストローネといった感じ。
そう言えば、コロンブスがトマトを新大陸からヨーロッパに持ち帰る前は、ミネストローネにはトマトは入っていなかった。
バゲットも届く。
壁の赤は落ち着いた色調。
午後まだ早い時間なのだが、ここで食事をしているとディナーのような寛ぎを覚える。
ちぃさんと過ごす、銀座の楽しい午後は続きます。