お花見クルーズのあとは今年もインド料理でワイン、DIYA、日比谷 2 | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

今月のこと、ちぃさんと今年も大横川のお花見クルーズを楽しんだ後は、門前仲町から東銀座に移動。


到着したのは、歌舞伎座地下の木挽町広場。

今日は鎧兜が展示されているので、海外からの観光客が次々と写真に収めている。

これは訪日外国人を対象とした、「SOUVENIR JAPAN」の催し。

 

私も彼らに見習って撮影。

でも、ここに来た目的を忘れてはならない。

このフロアの奥にある歌舞伎座の発券所で、ネットで購入しておいた四月大歌舞伎のチケットを受け取り。

 

木挽町広場を出ると、地下道を通り銀座に向かう。

地上を歩くと信号があるので、地下道移動の方がずっと早い。

 

途中で、キラキラと光るオブジェを見付けた。

これは光の芸術家、吉岡徳仁作の、「Crystal of Light(光の結晶)」。

2020年の作品で、スポンサーは資生堂。

写真ではわからないが、本物は美しく輝いている。

 

銀座から先も、ひたすら地下道を歩く。

 

向かった先は、「東京ミッドタウン日比谷」。


日比谷アーケードに出ると、綺麗な花のディスプレイ。

”日比谷ブロッサム2024”が開催中なのだ。

 

そこでステップ広場に出て、記念撮影。

 

大階段でも撮影。

 

このまま大階段を上り、二階から今夜のお店に向かう。

 

ちぃさんはここから入館するのは初めてなのだそうだ。

実は、今夜のお店は左側に見えている。

 

窓から中を覗き込むと、豊穣の女神の像。

 

今夜のお店は、インド料理の『DIYA』。

”DIYA”とは、ヒンディー語で伝統的なオイルランプのこと。

“暗闇に灯りをもたらす”という意味がある。

ここは1958年にコルカタで創業した名店の東京店。

 

入り口ではガネーシャが迎えてくれる。

このガネーシャ、ちゃんと牙は片方が折れているが、手は何故か四本ではなく二本。

 

開店後すぐの入店なので、他に客の姿は少ない。

ここはショーコさんがお気に入りのお店。

伊藤店長からは、私は「ショーコさんのお友達」と認識されている。

残念ながら、今日は伊藤さんはお休み。

 

先程外から覗いた豊穣の女神の像の横のテーブルに案内された。

 

まずは、スパークリングワインを抜栓。

 

スペイン、カスティーリャ・ラ・マンチャのボデガス・ロマーノが造る、パラシア・デ・コラソン、キュヴェ・ブリュット。

 

ボデガス・ロマーノは1853年からワイン造りを行う家族経営のワイナリーで、スペインでトップ5に入る生産量を誇る大手生産者。

 

ちぃさんと乾杯。

レモンやグレープフルーツなどの柑橘系の香り。

洋梨、オレンジ、マスカットなどの果実のニュアンス、ミントのヒントも。

フレッシュ&フルーティなブリュットだ。

 

パニ・プーリ、日比谷スタイル。

 

小麦粉とひよこ豆で作られたバルーンの中には、ジャガイモとひよこ豆。

グラスの中には、クミン風味のビーツとヨーグルト。

 

ソースを中に流し込み、一口で頬張る。

 

白ゴマたっぷりの海老のゴマ揚げ。

尻尾が無ければ手羽先に見える。

 

仄かにカレー味の海老でワインが進む。

 

ブルーチーズとモッツァレラの大きなナンが目の前で二つに切り分けられ、サーヴされる。

ナンにはDIYAの焼印。

熱々のうちに食べるのが美味い。

ちぃさんと過ごす、日比谷の楽しい夜は続きます。