3月のこと、代官山のフレンチ、『メゾンポール・ボキューズ』で友人たちと過ごす素敵な午後の続き。
メンバーは、幸子さん、nekonekoさん、そして私。
パンとバターが届く。
このパンが美味いのだ。
バターはエシレ。
そしてカトラリーは、クリストフル。
飲んでいるシャンパーニュは、ラミアブル、グレーヌ・デトワール、グラン・クリュ、ブリュット・ナチュール。
ノン・ドサージュで造られたグラン・クリュは美味い。
アントレは、オマール海老のラヴィオリ、甲殻類のムースリーヌ、季節野菜と共に。
アメリケーヌのエキュームの香りが素晴らしい。
泡の中には、ビーツとブロッコリー。
大きなラヴィオリが姿を現す。
ラヴィオリの中には、オマール海老と帆立のムース。
抜栓しておいた赤ワインをテイスティング。
M.シャプティエが造る、クローズ・エルミタージュ、レ・ヴァロニエ、2009年。
2009VTがワインリストにまだ普通に残っているのが、『メゾン ポール・ボキューズ』の好きなところ。
コルクの状態はとても良い。
蝋封されていたので、コルクの下には切り取った蝋。
シャンパーニュの最後の一杯と平行飲み。
ポワソンは、軽く燻製をかけた鰆のムニエル、ソース・ブールブラン、菜の花とオレンジの香るキャロットラペを添えて。
鰆が肉厚で旨みが詰まっている。
ソース・ブールブラン上の緑は、パセリとアーモンドのソース。
オレンジで和えたキャロットラペは、甘味と酸味が心地良い。
柔らかな鰆に添えられたフライドオニオンの食感が楽しい。
ソースを余すことなく食べるため、二個目のパンをもらう。
ヴィアンドは、イベリコ豚のロースト、モリーユ茸風味のジューソース、”秋田米サキホコレ”サフランライスのグラタン。
ピンクの肉の美しさに三人とも驚く。
ソースが注がれる。
肉の下にはほうれん草。
肉の上のたっぷりのモリーユ茸が嬉しい。
添えられているのは、ローストされた栗と玉葱。
サフランライスのグラタンが別皿で届く。
これぞまさに、美味しくてヴォリュームがあるリヨン料理。
友人たちと過ごす、代官山の素敵な午後は続きます。