3月のこと、友人たちと代官山のフレンチで待ち合わせ。
今日は雨、恵比寿から車に乗り、旧山手通りを上る。
向かったのは、「代官山フォーラム」。
この中庭の階段を下りれば、今日のお店、フレンチの名店、『メゾン ポール・ボキューズ』に至る。
階段の街灯にも、”ポール・ボキューズ”の名前。
階段を下ると、原田マダムが迎えてくれる。
今日は先崎支配人はお休みとの連絡をいただいている。
メンバーが揃うまで、バーでひと休み。
この時間を利用し、今日の赤ワインを選ぶ。
シャンパーニュは持ち込みにしている。
今夜はラウンジに予約が入っているようで、テーブルが置かれている。
何時もはラウンジで寛いでいるのだが、今日は利用できず残念。
メンバーが揃い、テーブルに案内される。
メインダイニングは、この長い廊下の先。
廊下の左側には個室、右側には厨房。
私たちのテーブルはメインダイニングの一番奥。
二人の時は奥の半個室のようなテーブル、三人以上の時は三つある大きな丸テーブルの一番奥が何時もの私の指定席。
この写真は奥の丸テーブルから入口側を撮影したもの。
今日は三人での会食。
何時ものテーブルセッティングに心が和む。
カトラリーは料理に合わせて出される。
テーブル上には何時もの飾り皿。
早速シャンパーニュを抜栓。
保冷剤を詰めて持ってきたので、直ぐに飲むことができる。
ラミアブル、グレーヌ・デトワール、グラン・クリュ、ブリュット・ナチュール。
ラミアブルは、ヴァレ・ド・ラ・マルヌ地区のトゥール・シュル・マルヌ村にある歴史ある家族経営のメゾン。
その歴史はお隣のローラン・ペリエから畑を譲り受けたことに始まり、当初はぶどうを全てローラン・ペリエに提供していたが、1950年からは自らシャンパーニュ造りを開始。
コルクの状態はとても良い。
初めて飲むシャンパーニュなので、このミュズレはコレクションに加えることにする。
今日のメンバーは、幸子さん、nekonekoさん、そして私。
今日は、幸子さんのお誕生日のお祝い。
「お誕生日おめでとうございます」の乾杯。
美しいシャンパンゴールド。
グレープフルーツやライチの爽やかな香り。
かっちりとした果実味と深い熟成感、活き活きとしたミネラル、そして後味は切れの良い硬質な辛口。
グラン・クリュ村の、トゥール・シュル・マルヌとブージーの平均樹齢45年のぶどうを用い、栽培はリュット・レゾネで、現在ビオ認証申請中。
ノン・ドサージュで、瓶内熟成期間は48ヶ月ととても長い。
セパージュは、ピノ・ノワール60%、シャルドネ40%。
シャンパーニュのお供は、グジェール。
ここのグジェールは香りが素晴らしく、とても美味い。
アミューズ・ブーシュは、プチポワのムース。
プチポワの下にはコンソメスープ、上には北海道産のウニとフランス産のジャンボン・クリュ。
レッドソレルの葉の下には、プチポワが三つ。
可愛くお洒落な、そして美味しいアミューズ・ブーシュだ。
友人たちと過ごす、代官山の素敵な午後は続きます。