2月のこと、彼女と六本木で待ち合わせ。
まずは「六本木ヒルズ」の「ウエストウォーク」で軽くお買い物。
66プラザのママンの向こうには、東京タワー。
そして「麻布台ヒルズ」の森JPタワーが景色に加わった。
六本木通りを下り、「ホテル&レジデンス六本木」に至る。
今夜のレストランは、ここの一階にあるイタリアン、『Bar & Restaurant COCONOMA』。
ホテルのエントランスを入る。
ドアに六本木通りが写り、館内が見えない。
ロビー正面には雛飾り。
六本木と言う場所柄、訪日外国人客が多いのだろう。
レストランに入りバーコーナーを抜けると、メインダイニングに出る。
メインダイニングから六本木通り側を見ると、一段高くなった部屋がある。
ここがその部屋、VIPラウンジ、「Koagari」。
入り口で靴を脱ぎ、部屋に入る。
木製の床には、細かく凹凸が付けられている。
私たちのテーブルは、部屋の奥側。
『COCONOMA』は、和建築の”九間”の概念を店名にしたもの。
日本人にとって、縦三間・横三間の広さの部屋が一番寛げるのだそうだ。
このVIPラウンジは、まさに九間なのだ。
メインダイニングとはワインセラーで仕切られている。
隣のテーブルは空けてくれているので、寛いで食事をすることができる。
メインダイニングのテーブルは満席なのだそうだ。
カトラリーはクチポール。
箸も用意されている。
入口側のテーブルにもセッティング。
今夜は広いVIPラウンジの客は2組4人のようだ。
今夜はシャンパーニュ・ディナー。
着席するとすぐにシャンパーニュが抜栓される。
シャンパーニュ地方、コート・デ・バールのヴーヴ・マリアンヌが造る、ブリュット、キュヴェ・アンフィニー。
輸入業者はアカデミー・デュ・ヴァン。
勢いのある泡立ち。
グレープフルーツやジャスミンの香り。
口に含むと、キリリと引き締まった辛口で、あとには爽やかな軽い苦み。
セパージュは、ピノ・ノワール80%、シャルドネ15%、ピノ・ムニエ5%。
ボトルはアイスバケットに入れてテーブル上に置いてくれる。
ここは靴を脱いで入室する”小上がり”なので、サーヴしてくれるスタッフも入室の都度靴を脱がなくてはならない。
こうしてボトルを置いていてくれると、気兼ねなく飲むことができる。
必要な時はこの金属の鈴を鳴らすと、スタッフがすぐに来てくれる。
この鈴はとても澄んだ音色で、軽く振るだけでセラーの向こう側に居るスタッフに音が届く。
魚介と季節野菜のインサラータ。
ムール貝、アサリ、サーモン、アマエビ、ルビーグレープフルーツ、ブロッコリー、ラディッキオ(トレビス)。
取り分けは私の役目。
比較的綺麗に盛り付けることができた。
フレンチフライが届く。
イタリアンでフレンチフライとは不思議な感じだが、これがシャンパーニュによく合う。
流石イタリアン、ディップはゴルゴンゾーラ。
これが美味い。
彼女と過ごす、六本木の『COCONOMA』での楽しいシャンパーニュ・ディナーは続きます。