2月のこと、「表参道の美容院に行くので、そのあとに会いたい」と彼女からのリクエスト。
そこで急いで表参道の馴染みのお店を予約し、いそいそとお出かけ。
表参道の交差点のOMOTESANDO CROSSING PARKのポップアップショップは、クリスマスシーズンはDIORだった。
今は色鮮やかなイルミネーションが目を引く。
1月8日から3月25日まで、アート展が開催されている。
期間を区切って三つのアート展が開催され、丁度この時はアート展2の”Sterling Ruby +8 artists”だった。
予約時間となったので、「ザ・ストリングス」に向かう。
今夜のお店は、この一階にある『カフェ&ダイニング ゼルコヴァ』。
ここに来ると、この場所を撮影してしまう。
ここはカフェの部屋。
そしてこちらはダイニング。
ディナー時間が始まったばかりなので、他に客の姿は無い。
でも一時間後には満席となった。
誰のデザインなのだろう。
とてもお洒落だ。
こんな自転車のホイールがあれば楽しいのにと思ってしまう。
店の一番奥のソファー席に案内される。
今夜はシャンパーニュ・ディナーをお願いしているので、テーブルには既にシャンパーニュグラスが置かれている。
お隣のカフェスペースの客は、ほとんどが若い女性。
皆さんが楽しんでいるのは、ストロベリーアフタヌーンティー。
彼女が到着し、早速シャンパーニュを注いでもらう。
抜栓したシャンパーニュは、ロジャー・バルニエ、ブリュット、キュヴェ・セレクション。
代々大手メゾンにぶどうを供給していた生産農家がメゾンを設立したのは、1945年。
RM(レコルタン・マニピュラン)として高い評価を得ている。
濃厚な果実味、長い余韻を持つブリュット。
熟成はステンレスタンクで3ヶ月、樽で3ヶ月、そして瓶内熟成期間は36ヶ月と長い。
セパージュは、シャルドネ58%、ピノ・ムニエ32%、ピノ・ノワール10%。
ドサージュは7.2g/ℓ。
今夜はプリフィックスのコースを予約している。
前菜は彼女も私も同じものを選択。
愛媛県産真鯛のカルパッチョ、ゼルコヴァスタイル。
ソースは、赤がリンゴのソース、黄色がクリームマスタード。
赤いパウダーは、パプリカかと思ったら、ラズベリーとのこと。
熟成させた真鯛の身は旨みが凝縮されている。
野菜は、赤と白の大根、そして初物の筍。
筍が柔らかくて美味い。
温かなパンが届く。
このパンはとても美味しくて好きだ。
今夜はシャンパーニュをいっぱい飲むつもりなので、水もしっかり摂取。
グラスには店名とグリーンの葉っぱ。
この葉は欅で、”Zelkova”とは欅のこと。
表参道の欅並木に因んでの命名。
彼女と表参道で過ごす素敵な夜は続きます。