1月のこと、ちぃさんと丸の内のブーランジュリー&カフェ、『ポワン・エ・リーニュ』で過ごす楽しい夜の続き。
海老のアヒージョが届く。
前回はタコとジャガイモのアヒージョを食べたので、今回は海老を選んだ。
この海老、かなり大きい。
殻まで柔らかく煮込まれているので、何も残さずに食べることができる。
泡、白と飲んだ後は、オレンジワイン。
イタリア、フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州のブラジックが造る、コッリオ、ピノ・グリージョ、ラマート、2021年。
ラマートとは赤銅色という意味で、フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州で造られる独特のワイン。
ピノ・グリージョの灰色の果皮を長時間スキンコンタクトさせて醸すことにより、ラマートが生まれる。
見た目はロゼのようだが、フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州では白ワインの範疇に含められる。
このボトルも、バックラベルに”White Wine”と書かれている。
ドライなオレンジワインは、海老のアヒージョにもパンにもよく合う。
オレンジワインを飲んだので、ロゼワインも飲むことにする。
フランス、ラングドック・ルーションのドメーヌ・カズが造る、ル・カノン・デュ・マレシャル、ロゼ、2021年。
ドメーヌ・カズは多くの三ツ星レストランでオンリストされる、高品質のオーガニックワインの造り手。
ワイン名のカノン・デュ・マレシャルは、ドメーヌ・カズの畑の以前の所有者で、フランスの英雄であるマレシャル・ジョフル元帥に敬意を表したもの。
ぶどう栽培はビオディナミ、セパージュはシラー50%、ムールヴェードル50%。
三籠目のパンも美味しそうだ。
ハニーオーツはオーガニックオーツ麦と蜂蜜入りの植物性のパンドミ。
小豆がたっぷり入った、小豆のパンドミ。
フィユは北海道産小麦”はるゆたか”100%のリッチな角食パン。
牛ロースのロースト、ジュのソース。
柔らかな肉には旨みが凝縮されている。
ここの肉は本当に美味しい。
牛肉には、赤ワイン。
ブルゴーニュ、ピノ・ノワール、2021年。
造り手の名前がどこにも書かれていない。
このワインは日本のワイン輸入商、フィラディスがブルゴーニュの生産者とコラボで造ったワイン。
薄旨系の伝統的な作りのブルピノ。
果実味と酸が綺麗なミディアムボディ。
柔らかなロース肉にもよく合い、赤ワインは二杯目。
四籠目のパンが届く。
グランノワはテーブルパンとしても楽しめる大型くるみパン。
ショコラはカカオバリーチョコを贅沢に加えた究極のチョコパン。
ニダベイユはチーズをそのまま食べているかのような濃厚ブリオッシュ。
パンのお供は、再びスパークリングワイン。
飲んでいるのは、CFGV(コンパニー・フランセーズ・デ・グラン・ヴァン)が造る、ルネ・ラ・フランス、ブリュット。
パンが美味しいのでスパークリングワインが進んでしまう。
今夜もパンをいっぱい食べ、ワインをいっぱい飲んでしまった。
私たちのテーブルを担当してくれた可愛い女性スタッフに見送られ、店をあとにする。
ちぃさんと過ごす、丸の内の楽しい夜でした。