壽 初春大歌舞伎鑑賞の前は楽しくスパニッシュ・ランチ、スペインクラブ、銀座 2 | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

1月のこと、ちぃさんと銀座のスパニッシュ・レストラン、『スペインクラブ』で過ごす、楽しい午後の続き。

食後は歌舞伎座で”壽 初春大歌舞伎”を鑑賞する予定。

 

前菜に続き、スープが届く。

カレー風味のキノコとベーコンのスープ。

カレーの香りが心地よい。

 

合わせて飲んでいるのは、スペインのカヴァ、モネガール・セルダ、ブリュット。

 

一本をあっという間に飲み干してしまった。

 

次の料理に備え、赤ワインをグラスで。

エチケットの赤い羊が可愛い。

 

スペインの南西、内陸部に位置するエストゥレマドゥーラ州のボデガス・カニャルバが造る、コルデロ・ティント。

エストゥレマドゥーラ州は、イベリコ豚や羊の産地として有名。

 

少し紫が入ったルビー色。

フレッシュな果実の香り、綺麗な果実味と酸のバランスが良く、タンニンはまろやか。

料理に合わせやすいミディアムボディだ。

ぶどうは、テンプラニーリョ、カベルネ・ソーヴィニヨン、ガルナッチャ・ティンタ。

 

イベリコ豚肩ロースのグリル、白ワインヴィネガーとオニオンのソース。

 

イベリコ豚は脂身が甘くて美味い。

勿論、肉にも旨みが凝縮されている。

添えられているのは、白ワインでソテーしたキャベツと、カボチャのフリット。

 

赤ワインを二杯飲んだ後は、白ワインをグラスで。

 

カタルーニャ州のロケタ・オリヘンが造る、ロス・コンデス、ブランコ、2022年。

このボデガの起源は1199年に遡り、1898年にロケタ家に引き継がれている。

 

青リンゴ、グレープフルーツ、仄かなハーブの香り。

フレッシュな果実味と活き活きとした酸とミネラルのバランスが良く、するすると飲めてしまう。

ぶどうは、マカベオ、カベルネ・ソーヴィニヨン。

 

〆はパエリア。

 

大鍋で作ったパエリアを取り分けて出される。

あまりべとついたパエリアは好みではないので、ここのは美味い。

 

食後は再びカヴァ、モネガール・セルダ、ブリュット。

 

バナナのシフォンケーキの上には、バニラアイスクリームとスペイン産の桃のシロップ漬け。

 

デザートを食べながらも、カヴァを更にお代わり。

今日はカヴァのボトルを二人で1本飲んだ後、白を1杯、赤を2杯、カヴァを2杯飲んだことになる。

歌舞伎鑑賞の前にしては、飲み過ぎ。

 

スイーツが苦手なちぃさんから、皿が引っ越してきた。

美味しくいただく。

 

ランチの〆は熱いコーヒー。

 

壁には本日のおすすめの黒板。

美味しそうだが、値段が書かれていない。

 

料理もワインも美味しく、お店の方たちとの話も楽しかった。

今度はディナーに訪れたいと思う。

そろそろ時間となったので、歌舞伎座に戻ることにする。

ちぃさんと過ごす、銀座の楽しい午後は続きます。

 

余談だが、『スペインクラブ』には4店舗あるそうで、各店のショップカードをいただいた。

右上が今回訪問した『スペインクラブ銀座』、左下が『月島スペインクラブ』、左上が門前仲町の『イベリコバル門仲』、右下が六番町の『メゾン・セルバンテス』。

どのお店も楽しそうだ。