クリスマス・ディナーは大好きなリストランテで、代官山ASO チェレステ日本橋 | ワインは素敵な恋の道しるべ

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白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

今日はまたまたクリスマス記事をアップ。

クリスマスの夜、彼女と日本橋のリストランテで待ち合わせ。

 

日本橋を渡り、向かった先は「日本橋三越本店新館」。

 

左右のクリスマスツリーに迎えられる。

このツリーも今夜が見納め。

 

最上階にあるリストランテがクリスマス・ディナーのお店。

 

『代官山ASO チェレステ日本橋』は大好きなお店。

菊池シェフの料理は素晴らしい。

 

開店時間の少し前だが、大友支配人に迎えられ、入口のソファーで彼女の到着を待つ。

真ん中のサービスカウンターの右側に半個室が並び、左側にはダイニングルーム。

 

彼女が到着し、席に案内される。

クリスマスの夜は満席の予約。

 

私たちのテーブルは何時ものとおり、半個室。

何時もは奥から二番目の部屋なのだが、今夜は何故か一番奥の部屋に案内される。

どうやら今夜は半個室にもテーブルが二つ入れられ、二組の客を入れる設定にしているので、私たちは他の客からは見えない奥の部屋を二人だけで使わせてくれるようだ。

 

テーブルには何時ものセッティング。

最近は料理の度に新しいカトラリーが出されるお店や、SDGs対応でカトラリーを交換しないお店が増えているが、やはりこのセッティングを見ると料理への期待感が高まる。

もちろんカトラリーはこれだけでは足りない。

最初にセットされているのはアンティパスト用で、プリモやセコンド用はその時に届く。

 

セルヴィエットは”チェレステ”の名前入り。

チェレステは天空や青空を意味し、色としては微かに緑が入った水色。

この刺繡もチェレステ色にすれば良いと思うが、その色合いを再現するのが難しいのだろう。

 

『ひらまつ』各店では”食材巡礼”と称して日本各地の美味しい食材を発掘し、それを料理に活かす取り組みを行っている。

『ひらまつ』の料理を食べると、日本にはこんなに多くの優秀な生産者が存在し、こんなに美味しい食材があるのだと知ることができる。

以前はフランスやイタリア産の高級食材が多用されていたが、円安で輸入食材の価格が高騰する中、国産食材を使用することは『ひらまつ』にとっても生産者にとってもWin-Winの取り組みと言える。

 

今夜は一番良いノエルのコース、シェフズスペシャルをお願いしている。

今夜の食材の産地は、鳥取県湯梨浜町。

こうして食材の情報を見ながら食事をすると、一層美味しさが増す。

 

私たちがテーブルに着くと、大友支配人が最初のワインを注いでくれる。

 

シャンパーニュにするかどうか迷ったが、やはりイタリアンなのでフランチャコルタをお願いした。

 

ロンバルディア州のアジィエンダ・アグリコーラ・フェルゲッティーナが造る、フランチャコルタ、ブリュット。

近年人気が急上昇しているカンティーナで、オーナーはベッラヴィスタで18年間にわたって栽培・醸造責任者を務めたロベルト・ガッティ。

ガンベロ・ロッソ等で最高評価を受けている造り手だ。

 

勢いのある泡立ち。

柑橘の爽やかな香り。

活き活きとした果実味、心地よい熟成感、綺麗な酸とミネラル、そして切れの良いブリュット。

自社畑から収穫した単一年のぶどうを、収穫量の約50%まで厳選して使用し、ソフトにプレスして流れ出たピュアな果汁は全重量の約35%という少なさ。

瓶内熟成期間は24か月と長い。

セパージュは、シャルドネ85%、ピノ・ネロ15%。

 

ストゥッツィーノが届く。

 

アランチーニ。

 

真蛸と麦のセビーチェ。

 

プレザオラの下には、柿。

プレザオラは牛肉の生ハム。

彼女と日本橋のリストランテで過ごす、素敵なクリスマスの夜は続きます。