今夜のディナーは人気の隠れ家イタリアンで、ランゴロ、日本橋浜町 2 | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

今日は七夕、亡き母の誕生日。

今夜は母の思い出に浸りながら、静かに過ごしたいと思います。

12月のこと、日本橋浜町の人気の隠れ家イタリアン、『ランゴロ』で彼女と過ごす楽しい夜の続き。

 

5皿目のアントレは、この店の人気料理。

 

イクラと発酵バターのブルスケッタ。

このパンは、日本橋浜町の『ブーランジュリー・ジャンゴ』のバゲット。

 

零れ落ちんばかりのイクラの下には、フレッシュマッシュルームと発酵バター。

イクラ、発酵バター、『ジャンゴ』のパンの組み合わせがとても美味い。

 

白と同じく、アブルッツォ州のピノ・グリージョで造られた自然派のオレンジワインを合わせる。

 

6皿目のアントレは、柔らかく炊いた豚舌とサルサヴェルデ。

 

豚舌にサルサヴェルデのソースとは、思いがけない組み合わせが美味い。

料理が届いたときに”トンタン”と説明を受けたが、私の学生時代は”トンタン”とは東京女子大学短期大学部のことだった。

私は長く吉祥寺に住んでいたので、”トンジョ”も”トンタン”も馴染みのある大学だったが、”トンタン”は30年余り前に閉じてしまった。

 

7皿目のアントレは、北海道産真鰯のフリット。

 

美味しいが、この時点で既にお腹はかなりいっぱい。

 

今夜5杯目のワインは、赤ワイン。

これもアブルッツォ州の自然派ワインで、ぶどうはモンテプルチアーノ。

 

やっとプリモピアットが届く。

 

二人に取り分ける。

ボロネーゼソースの多さは圧巻で、まるで肉料理のような質感がある。

 

セコンドピアットを見て、彼女は「もう限界」と一言。

 

はこだて大沼牛ランプ肉のロースト。

 

焼き色が素晴らしく、お腹はいっぱいでも食べてしまう。

 

彼女は無理ということで、お店の方がお持ち帰り用のケースを二個持ってきてくれる。

真鰯のフリットとランプ肉のローストをそれぞれ収納し、お持ち帰り。

お店の方によると、ここの料理はヴォリュームがあるので女性客の多くが持ち帰られるとのこと。

 

食後は彼女は紅茶を、私はハートランドで口直し。

 

『ランゴロ』は料理もサービスも素晴らしく、人気の理由が分かった。

 

「第五人格」のキャラクターに別れを告げ、ビルをあとにする。

 

人形町交差点まで戻ってきた。

行きは遠いと思ったが、お腹がいっぱいの今はもっと歩きたいと感じる。

彼女と過ごす、日本橋浜町での楽しい夜でした。