友人たちとお洒落な台湾料理でシャンパーニュ・ランチ、富錦樹台菜香檳、日本橋室町 2 | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

9月のこと、日本橋の台湾料理の名店、『富錦樹台菜香檳(フージンツリー)』で友人たちと過ごす楽しい午後の続き。

今日のメンバーは、naonaoさん、pink bouquetさん、kennyさん、そして私。

 

トルネイ、シャンパーニュ、ブリュットのボトルを飲み干すと、赤ワインを抜栓。

選んだワインは、ジョエル・ゴット、ジンファンデル、カリフォルニア、2019年。

 

ジョエル・ゴットは、ナパを始めカリフォルニアで数店舗の人気レストランを経営すると共に、このワイナリーを運営。

ナパにある彼のレストラン、『Taylor’s Refresher』は何時も行列の店で、私も食事をしたことがある。

ワインメーカーは著名な醸造家のサラ・ゴットで、ジョエル・ゴットの妻。

 

ラズベリー、ブルーベリーの豊かな果実味。

カカオ、ストロベリーのコンフィチュールのニュアンスに、スパイスのヒント。

樽由来のバニラも心地よい。

セパージュは、ジンファンデル90%、プティシラー、シラー、アリカンテが合わせて10%。

熟成はアメリカンオークの樽(新樽比率25%)で8ヶ月、アルコール度数は14.4%と高い。

 

赤ワインに合わせて食べているのは、油條蒜蓉鮮蚵、牡蠣と揚げパンのニンニクソース。

 

糖醋百花油條、揚げパンと海老すり身の甘酢炒め。

 

ドラゴンフルーツ、キウイ、パイナップルが良い仕事をしている。

 

蜜棗煨肉、豚バラ肉の角煮、棗とハイビスカスのソースはここの人気メニューで、私も毎回食べている。

 

柔らかく煮込まれたバラ肉が口の中でとろける美味しさ。

 

骨殳子牛、プライムビーフの一口ステーキ。

(骨殳は一文字)

 

これは美味い。

ここには何度も来ているが、この料理を食べるのは初めて。

味が強いのでご飯が欲しくなる。

 

〆のご飯が届く。

 

松花蒼蠅頭、ハナニラとピータン豚挽肉のピリ辛炒め。

 

米飯、赤米入りご飯。

松花蒼蠅頭を乗せて食べるとすこぶる美味。

 

食後の飲み物は台湾茶を二種類。

烏龍茶は東方美人。

甘い香りを持つ発酵度の高い茶葉で、イギリスで人気となり”Oriental Beauty”と命名されたことから、台湾でも”東方美人”と呼ばれるようになった。

 

もう一つはフルーツフレーバーティーで、ライチとジャスミンの香り。

 

デザートが届く。

 

豆花、キビ砂糖のシャーベット。

冷たくて美味い。

 

久し振りに会う四人での会食は楽しかった。

「コレド室町テラス」を出ると、私はもう少し日本橋を楽しむことにする。

 

中央通りを渡り、後ろを振り返る。

「コレド室町テラス」が入居する日本橋室町三井タワーは26階建ての高層ビル。

日本橋で過ごす、楽しい午後は続きます。