9月のこと、丸の内のフレンチ、『サンス・エ・サヴール』で素敵なお誕生日のお祝いをしてもらった後は、場所を移動。
向かったのは、北千住の「マルイ」のレストラン街。
実はある理由があって、ここに来た。
ちぃさんが持っている、ここで使えるギフトカードの使用期限が迫っていたのだ。
16時30分という夕食には早過ぎる時間だが、どのお店も満席で入店待ちの行列。
このお寿司屋さんも人気のようだ。
テーブル席は満席だがカウンターで良ければ待ちなしで入店できるということで、お蕎麦屋さん、『蓼科庵』を選ぶ。
ワインはたっぷり飲んできているが、今日はまだビールを飲んでいないね、ということで生ビールで乾杯。
ここのビールはキリン一番搾り。
うずら卵の蕎麦つゆ漬け。
一時間前までフレンチのフルコースを食べていたので、お腹はいっぱい。
軽い酒の肴を選んだ。
ところが、うずらの卵が7個も入っていてびっくり。
もう一品は、板わさ。
この山葵が猛烈に効くので涙目になる。
やはり蕎麦屋の山葵は上質だ。
生ビールを飲み干すと、日本酒に切り替え。
秋田県山本郡の山本酒造店が醸す、山本 純米 ど辛。
使用米は秋田県湯沢市産ぎんさん、精米歩合は65%。
酵母は蔵付きのセクスィー山本酵母。
日本酒でも乾杯。
日本酒度+15だけあり、米の旨みを持ちながら素晴らしい切れ味の辛口。
二種類目の酒は、長野県諏訪市の宮坂醸造が醸す、真澄 純米酒 奥伝寒造り。
宮坂醸造は1662年創業の老舗で、7号酵母発祥の蔵。
使用米は美山錦、精米歩合は70%、使用酵母は7号酵母。
するすると飲めてしまう、これぞ純米酒という美味い酒だ。
カウンター席と言ってもとても広く、角を挟んで座っているので話もしやすく快適。
フレンチのフルコースを食べ終えてからまだ二時間しか経っていないのだが、日本酒を飲んでいると小腹が空いてきたので蕎麦を食べることに。
ちぃさんが選んだのは、つけカレーせいろ。
私は普通のざる蕎麦の大盛り。
今日は満腹中枢が麻痺しているようだ。
野沢菜漬けが良いアクセント。
蕎麦を食べながらも、まだ飲み続ける。
宮城県塩釜市の佐浦が醸す、純米酒 浦霞。
浦霞は好きな酒で、若い頃は純米吟醸 浦霞 禅ばかり飲んでいた時期があった。
佐浦は1724年創業の老舗で、12号酵母発祥の蔵。
使用米は、まなむすめ、精米歩合は65%。
蕎麦と日本酒は相性が良い。
ちぃさんからカレーつけ汁のお裾分けがあったので、二種類の味で楽しむ。
大盛りなので蕎麦はたっぷりある。
更に、ちぃさんが食べ切れなかった残りの蕎麦も美味しくいただく。
〆は蕎麦湯。
満腹満足で駅に向かい帰途に就く。
ランチは丸の内のフレンチ、『サンス・エ・サヴール』で素晴らしいフルコースとワインでお誕生日会、そして夜は北千住の蕎麦屋、『蓼科庵』で蕎麦と日本酒と、とても充実した休日でした。