休日のランチは素敵にシャンパーニュで、メゾン・バルサック、丸の内 | ワインは素敵な恋の道しるべ

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白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

7月のある休日、ちぃさんと丸の内で待ち合わせ。

 

向かったのは、「新丸ビル」。

 

お昼時と言うこともあり地下は来客で混んでいたが、1階は何時も人が少なくひんやりと静かなので好きな場所。

 

1階からエレベーターに乗って向かったのは、フレンチの『メゾン・バルサック』。

お隣のフレンチ、『エリックス バイ エリック・トロション』にはよく来ているが、ここで食事をするのは久し振り。

まずは、入り口に何時も居るシマウマにご挨拶。

 

今日のテーブルも前回と同じ。

二人並んで窓向きに座る、ここで唯一のテーブル。

窓の外には、東京駅丸の内駅舎。

ところで、まちこさん、ここのドレスコードはランチはスマートカジュアルですが、ディナーはジャケット着用です。

もちろん私はランチでもジャケットを着用しています。

 

早速シャンパーニュを抜栓。

 

今日のシャンパーニュは、メゾン・マムが造る、G.H.マム、グラン・コルドン。

赤い斜めのラインは、フランス最高勲章、レジオン・ドヌールを表している。

 

開けたてのシャンパーニュの泡立ちが素晴らしい。

ちぃさんと、今日もいっぱい飲みましょうの乾杯。

「ウサイン・ボルトがメゾン・マムのC.E.O.に就任しているって、知ってる?」と私。

「ウサイン・ボルトって、あの世界最速の人がシャンパーニュ・メゾンのC.E.O.なの?」とちぃさん。

「C.E.O.でも、Chief Executive Officerではなく、Chief Entertainment Officerなんだよ」。

メゾン・マムはF1のシャンパン・ファイトのスポンサーからは外れたが、今度はウサイン・ボルトを広告塔に起用しているのだ。

 

輝くシャンパン・ゴールド。

熟した洋梨やパイナップルの豊かな香り、後味にはブリオッシュや蜂蜜のニュアンス。

濃密でかつ切れの良いブリュット。

セパージュは、ピノ・ノワール45%、シャルドネ30%、ピノ・ムニエ25%。

 

パンが届く。

ここはフレンチだが、お供はE.V.オリーブオイル。

 

パンが三種類出されるのは嬉しい。

ちぃさんがナッツ入りのパンを一つだけしか食べなかったので、私が残り全てを食べてしまった。

 

アントレは、燻製サーモンマリネ、オーガニック野菜のサラダ添え。

 

サーモンはノルウェー産。

酸味を効かせた生クリームが良く合う。

 

今日も猛暑日。

冷えたシャンパーニュが美味しく、グラスが進む。

 

カトラリーはクチポール。

このお店がお洒落な女性に人気なのがわかる気がする。

 

スープは、トウモロコシのポタージュ。

コース料理にスープが入るのは、とても伝統的な雰囲気。

 

一口啜って、思わずちぃさんと目を合わせる。

冷え冷えの冷製スープだった。

ポタージュと聞いて、二人とも温かなスープだと思い込んでいた。

今の季節(7月下旬)に相応しい冷たさと濃厚な美味しさ。

ちぃさんと過ごす、丸の内の楽しい午後は続きます。