友人達と人気のビストロ、ル・コキヤージュでランチの後は、ワールド・ワインバー、神楽坂 3 | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

7月のある休日、友人達と神楽坂の人気のビストロ、『ル・コキヤージュ』でランチの後は、もう一軒で軽く飲むことにする。

 

神楽坂通りを少し上って向かったのは、『ワールドワインバー』。

ここはワイン輸入会社のピーロートが運営するワインバー。

以前はピ―ロートでよくワインを買っていたが、そのほとんどがドイツワインだった。

 

私達が入店した時はまだ空いていたが、30分もすると満席となった。

 

『ル・コキヤージュ』ではスパークリングと赤を飲んできたので、ここでは白にする。

どのワインにするかピーロートのワインコンサルタントの吉田さんに相談し、二種類を試飲。

momongardenさんが気に入ったワインに決定。

今日のメンバーは、幸子さん、NORIさん、momongardenさん、そして私。

 

選んだワインは、ジェラール・ベルトランがラングドックで造る、シガリュス・ブラン、2020年。

 

ジェラール・ベルトランはラグビーの元フランス代表という経歴の持ち主で、今は評価の高いワイン生産者。

父親から引き継いだ一つのワイナリーを発展させ、今では傘下に16のワイナリーと850haのぶどう畑を保有している。

ジェラール・ベルトランには、南麻布のフランス大使公邸で開催されたパーティーで一度お会いしたことがある。

 

ぶどう栽培はオーガニックで、バックラベルにはデメテールとユーロリーフのオーガニック認証マークが付いている。

 

コルクは品質が良く、状態も良い。

 

アイスバケットは、シャンパーニュのテタンジェ。

シトラスの香り、強い果実味、熟した洋梨や黄桃のニュアンス、炒ったナッツやトーストのヒント、後味には軽い苦み。

複層的なストラクチャーを持つ、洗練されたボディ。

ぶどうは、シャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン、ヴィオニエ。

ジェラール・ベルトランのワインは美味い。

 

テーブル横の壁には、サンテミリオンのシャトー・アンジェリュスの写真。

大好きなワインで、シャトーのオーナーに代官山の『メゾン ポール・ボキューズ』でお会いしたことがある。

皆さんに、「ダニエル・クレイグの”カジノ・ロワイヤル”で、列車の中でジェームズ・ボンドが飲んだのがこのワインですよ」などとご紹介。

 

ワインコンサルタントの吉田さんが次々と新しいワインを試飲させてくれる。

お薦めしてくれるが、販売が6本単位なので購入はご遠慮する。

 

化粧室は鉄製の螺旋階段を上った二階。

酔っ払っては上り下りしたくない階段だ。

階段横の壁にもワインのボトルが並ぶ。

 

二階の奥にはガラス張りのセラー。

魅力的なワインが並んでいる。

『ル・コキヤージュ』に続き、ここでも長居していっぱいお話しをした。

友人達と過ごす、神楽坂の楽しい午後でした。

 

皆さんから素敵なお土産を色々いただいた。

感謝です。

 

『ル・コキヤージュ』からは、お店の名前入りのコーヒーをいただいた。

資生堂のカスタードプリンに合わせて飲むことにしよう。