7月のこと、ちぃさんと池袋で過ごす休日の楽しい午後の続き。
この日は猛暑日、フレンチ/イタリアンの『GINTO』でシャンパーニュ・ランチを楽しんだ後は、あまりに暑いのでデパートで涼むことにする。
池袋東武の地下の酒販コーナーでは、新潟県南魚沼市の青木酒造の試飲販売。
鶴齢や雪男のボトルが並ぶ。
そのお隣には、秋田県湯沢市の両関酒造のブースも。
日本酒コーナーを抜け、「エノテカ」へ。
丁度ソファー席が一卓だけ空いていたので、ひと休み。
ランチでシャンパーニュを二本と赤ワインのグラスを飲んだばかりなのに、「今日は白ワインを飲んでいないよね」とオーダー。
イタリアの名門、アンティノリ家のサンタ・クリスティーナがフリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州で造る、サンタ・クリスティーナ、ピノ・グリージョ、2022年。
ちぃさんと乾杯。
淡いモスグリーン。
青リンゴやライチの香り、フレッシュでふくよかな果実味、綺麗な酸。
フリウリのピノ・グリージョは美味い。
おつまみは、コンテ、カマンベール、そしてブルーは何か聞き忘れた。
白を一杯だけのはずが、「ピノ・ノワールも飲みたいね」ということで、赤ワインも。
ドイツ、バーデン地方のクランプが造る、ギプスコイパー、シュペートブルグンダー、2020年。
クランプはバーデンのライジングスターと称される、人気の家族経営のワイナリー。
ギプスコイパーは土壌の名前で、重い石灰質泥土岩。
ぶどう栽培はオーガニックで、エコヴィンとユーロリーフのオーガニック認証を得ている。
カシスやブラックベリーなどの黒果実の香り。
洗練された果実味、シルキーなタンニン、強いミネラルを持つ素晴らしいシュペートブルグンダー(ピノ・ノワール)。
ぶどうの平均樹齢は30年、熟成は2~4年使用のフレンチオークの樽で14ヶ月。
ほろ酔い加減で気持ち良く「エノテカ」をあとにする。
売り場を見ていて、面白いワインを見付けた。
シャトー勝沼のワインでは、鳥居平(とりいびら)や菱山のワインが好きだ。
いずれ買いに来ることにしようと思う。
帰途に就くはずが、電車の中で小腹が空いてきたということで、北千住で下車。
最近人気の新しいラーメン屋さんを訪問。
看板がどこにも見当たらない。
ここは、『北千住煮干中華蕎麦 かれん』。
2022年8月8日に開店したお店なので、店内はとても綺麗。
ここは『亀戸煮干中華蕎麦 つきひ』の二号店。
ワインをいっぱい飲んできているが、店が変ればリセットビール。
ハートランドを一人一本ずつ注文。
ちぃさんと乾杯。
猛暑日なので、キンキンに冷えたビールが美味い。
ビールのお供は、豚チャーシューと鶏チャーシューの切り落とし。
私が頼んだのは、濃厚煮干中華蕎麦。
少し緑がかった濃茶のスープが驚くほど濃厚。
ちぃさんは煮干中華蕎麦。
スープが澄んでいるので、スープの中の麵が見える。
菅野製麺所特製の中太ストレート麺に濃厚な煮干しスープが絡んで美味い。
スープまで完食。
今日は猛暑で汗をいっぱい流したから塩分を補給しなくちゃね、と自分に言い訳。
池袋のフレンチ/イタリアン、『GINTO』でフルコース料理とシャンパーニュをたっぷり味わい、「エノテカ池袋東武」でワインを飲んで涼み、北千住の人気のラーメン店、『煮干中華蕎麦 かれん』で〆ラーをした、楽しい休日の午後でした。