今日も何時ものホテルでまったりワイン、メトロポリタン東京、池袋 2 | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

7月のこと、池袋の何時ものホテル、「メトロポリタン東京」で彼女と過ごす、まったりワインの楽しいステイの続き。

 

シャンパーニュを飲み干すと、白ワインを開栓。

セラーに長く眠っていた、大好きな造り手のワインを選んだ。

ニュージーランドの小山浩平さんが造る、グリーン・ソングス、ドライ・リースリング、ネルソン、2017年。

 

小山浩平さんには二度お会いしている。

実は彼は、大学・学部の後輩。

大手金融機関に勤めていたが、ロンドン駐在中にワインの素晴らしさに目覚め、銀行を退社し、ニュージーランドのリンカーン大学に留学し、ぶどう栽培・ワイン醸造学部を首席で卒業した経歴の持ち主。

 

浩平さんはニュージーランド南島の北端、ネルソンにあるアタマイ・ヴィレッジでワイナリーを運営していたが、今は鹿児島の西酒造が買収した北島南端のマーティンボロー、グラッドストーンにあるワイナリー、アーラーに拠点を移している。

マーティンボローはピノ・ノワールの聖地で、超人気のクスダ・ワインズもここにある。

アーラーの名前では、ピノ・ノワールとソーヴィニヨン・ブランをリリースしている。

このドライ・リースリングは、まだネルソンで造っていた頃の物。

ぶどう栽培は、ビオディナミ。

 

魚料理は、ナトスのマグロたたきサラダ、焦がしにんにくドレッシング。

たっぷり買ったので、二人に取り分けた後も随分残ってしまった。

これは私の明日の朝食用にしよう。

肝心の取り分けた皿は撮影を忘れたが、ナトスのマグロは安定の美味しさ。

 

グリーングルメの、かれいと茄子のおろしあんかけ。

 

この惣菜は当たりで、美味い。

 

アジアンサラダの黒酢酢豚。

何だか盛り付けが雑。

 

「このリースリング、とても美味しいわ」と彼女にも好評。

華やかな香りを持ちながら、キレの良い辛口に仕上げられた小山浩平さんのドライリースリングは本当に素晴らしい。

 

ここでブッラータも食べることにする。

冷凍だったので、カーテンの外の窓辺に置き、今まで解凍していたのだ。

 

KALDIでブッラータを買ったのは初めて。

食べるのが楽しみ。

 

容器から取り出す。

125gあるので思ったより大きい。

 

中はまだ凍っていてかなり固いが食べ始める。

ゴルゴンゾーラを買うつもりだったので蜂蜜は持って来ているが、オリーブオイルは無い。

それでも美味しい。

 

ここで赤ワインも開栓。

白ワインと同じくニュージーランドで小山浩平さんが造る、グリーン・ソングス、ピノ・ノワール、ワイパラ・ヴァレー、2017年。

 

ワイパラ・ヴァレーもピノ・ノワールの銘醸地。

醸造家の小山竜宇(たかひろ)さんのコヤマ・ワイパラ・ワインズもここに本拠地を構えている。

 

浩平さんはここには畑を持っていない。

このワインは、名前は非公開だがワイパラの醸造家とのコラボで造られているのだそうだ。

 

赤ワインにはハンバーグ。

電子レンジで温めたので、熱々。

I.T.O.の、4種のキノコ&オニオンソース、極厚ハンバーグステーキ。

 

同じく、完熟トマトソース、極厚ハンバーグステーキ。

 

夕方になるにつれ、空一面が薄い雲に覆われてきた。

 

窓の下には、メトロポリタンプラザに面した交差点。

 

食事のあとは、デザートの時間。

今日のデザートは、グラマシーニューヨーク。

 

彼女のデザートは季節限定の、桃とキャラメルのタルト。

”豊潤な桃の優しいおいしさにキャラメルのかすかな苦味を加えたタルトができました”とのこと。

 

私のは、グリーンティー(宇治抹茶使用)。

”香り豊かな宇治抹茶を使用した濃茶のケーキ。バニラムースと丹波の黒豆を合わせました”とのこと。

抹茶が好きなので、抹茶のケーキがあると手が出てしまう。

 

ようやくルームサービスが開始となったので、ケーキのあとはコーヒーでまったり。

 

ところで、ここのコースターのデザインが替わった。

インバウンド対応のデザインなのだろう。

 

今日は平日なので、何時もここに泊る時に見るTVプログラムはやっていない。

ワインを飲みながら、報道番組を視聴。

でも二人で話しながらなので、ウクライナ情勢の説明が頭に入らない。

 

外はもうすっかり夜の帳に覆われている。

 

ホテルの植え込みのイルミネーションも輝いている。

そろそろ就寝の時間だ。

彼女と過ごす、まったりワインの楽しいステイは続きます。