ディナーはナポリピッツァの名店、ピッツェリア・ダ・ペッペ ナポリスタカで、神谷町 2 | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

昨年6月のこと、ちぃさんと神谷町のナポリピッツァの名店、『ピッツェリア・ダ・ペッペ ナポリスタカ』で過ごす楽しい夜の続き。

 

冷前菜は、炙りマグロのフェンネルとラディッキオのサラダ、柑橘ドレッシングを注文。

 

サラダというより、まさにマグロ料理。

 

二人に取り分けても、かなりのヴォリューム。

ハーブが効いたオリーブオイルベースのソースがマグロに良く合って美味い。

 

飲んでいるワインは、シチリアのメッザローロが造る、グリッロ、テッレ・シチリアーネ、2021年。

 

温前菜は、ナポリ風肉団子のトマトソース煮込み(おばあちゃんのレシピ)。

 

この皿がテーブルに届いて二人とも驚く。

大きな肉団子が8つも入っている。

 

温前菜というより、メイン料理になりそうなくらいの肉の量。

これを食べた時点で、お腹は既に八分目。

 

パスタは、ピスタチオペーストのパッケリ、ブッラータチーズのせ。

 

このパッケリは巨大。

パッケリは茹で時間がとても長いため、メニューに載せているリストランテやトラットリアは少ない。

そこでパッケリを見付けたら、何時も注文してしまう。

 

パスタも、二人に取り分けてもこの量。

 

肉厚のパッケリには濃厚なピスタチオのソースがとても合う。

ブッラータが良いアクセントとなっている。

 

パッケリを取り分けた後の皿。

皿にも”ペッペ ナポリスタカ”の文字。

 

お店の一番人気のピッツァが届く。

「ほとんど全部のテーブルがこのピッツァを頼んでいるわね」と、ちぃさん。

 

人気のピッツァの名前は、”ドン・サルヴォ”で、”偉大なるサルヴァトーレ”という意味。

ペッペと同じくナポリ出身で、日本でナポリピッツァの普及に努めたサルヴァトーレ・クオモへの尊敬を込めた命名。

 

丸い生地の外縁8か所に切り目を入れ、縁を折りたたんで星形に成形し、焼き上げている。

(写真は料理王国からお借りしました。)

 

真ん中はマルゲリータ・ピッツァとして、三角に折りたたんだ部分はカルツォーネとして楽しむことが出来る。

とても美味いが、もうお腹がはち切れそう。

ちぃさんが三切れしか食べられなかったので、私は頑張って五切れを食べてしまった。

 

この皿にも店の名前。

 

食後の飲み物は、ちぃさんは生ビール。

 

そして私はグラッパ。

 

ピエモンテ州のカステリ・ジュゼッペが造る、グラッパ・ネッビオーリナ。

ぶどうは、ロエロ村とランゲ村のネッビオーロ。

良いぶどうを使っている。

 

アルコール度数は45%。

 

豊かで濃密な香りと強烈なアルコール・アタック、熟した果実の濃厚なニュアンス、後味には蜂蜜やブリオッシュのヒント。

アルコール度数は45%よりも強そうだ。

 

満腹満足で店をあとにする。

テラス席も満席。

私達が居たテーブル以外は既に二巡目の客で埋まっている。

 

東京タワーがすぐ近くなので観に行こうと話していたが、もうお腹がいっぱい過ぎて真っすぐ帰途に就くことにする。

ちぃさんと過ごす、日比谷と神谷町での楽しい夜でした。