毎日暑い日が続くが、私のブログはまだ1月。
そこで時系列を飛び越えて、今日は時事ネタをアップ。
6月のこと、彼女と麻布十番で待ち合わせ。
向かったお店は、今年の3月9日に開業した「ディーン&デルーカ」の新業態店、『ザ・ワイン・ストア ディーン&デルーカ』。
ワインショップに、カフェやバーが併設されている。
店の奥のワインバー。
ここで本日のグラスワインを楽しめるだけでなく、ショップで買ったワインを500円の抜栓料で飲むこともできる。
本日のグラスワインから、それぞれが好きな物を選ぶ。
彼女は、ブルゴーニュのスパークリング。
カーヴ・ド・リュニーが造る、クレマン・ド・ブルゴーニュ、ブラン・ド・ブラン。
カーヴ・ド・リュニーは1926年設立のフランス有数の生産者協同組合で、傘下の畑は1,400haに及ぶ。
シャルドネ100%で造られるクレマン・ド・ブルゴーニュ、ブラン・ド・ブランは高品質で定評があるワイン。
私はブルゴーニュの白。
ヴォーヌ・ロマネに本拠地を置く、ドメーヌ・ダヴィド・デュバン、ブルゴーニュ・オート・コート・ド・ニュイ、2020年。
ダヴィット・デュバンは2015年に「ル・メイユール・ヴァン・ド・フランス2015」で最高の3つ星評価を獲得した実力派の造り手。
セレクション・タイユヴァンにも採用されている。
エチケットには記載されていないが、2007年にエコセール、2010年にABマークの有機(栽培)認証を取得している。
ワインのお供は、オリーブの盛り合わせ。
四種類のオリーブが、ちゃんと二個ずつ盛られている。
レバーパテのタルティーヌ。
二つに切り分けて味わう。
これがメチャ旨。
ラタトゥイユも素晴らしく美味い。
彼女の二杯目は、私の一杯目と同じ。
ドメーヌ・ダヴィド・デュバン、ブルゴーニュ・オート・コート・ド・ニュイ、2020年。
そして私の二杯目はオレンジワイン。
チリ、カサブランカ・ヴァレーのヴィラール・ファイン・ワインズが造る、JCV、ラマト、ピノ・グリージョ、2022年。
色が驚くほど濃く、オレンジというよりロゼ。
でも、ぶどうはピノ・グリージョ100%。
ナチュラル・ワインで自然酵母を用い、2.3ヶ月スキン・コンタクトをしているのだそうだ。
お店のスタッフ三人は全員女性で、内お二人は欧州系。
でも日本語が流暢で話が弾む。
スタッフに案内され、ワインセラーを見学。
ダック・ホーンのメルローを見付けると、「これはオバマ元大統領が好きなワインで、再選後の宣誓式のあとのランチ会で出されましたね」、などと説明。
ワイン販売店のスタッフに客の私がワインの説明をするのは可笑しな話だが、そのスタッフもワインの知識が豊富で会話が楽しい。
スタッグス・リープとシャトー・モンテレーナが並んで置かれていたので、”パリスの審判(パリ・ティスティング事件)”について紹介。
若いスタッフはこの事件を知らなかった。
それにしても、カリフォルニアワインも値上がりが激しい。
よく飲んでいたシャトー・モンテレーナは、15,400円となるともう手が出ない。
こちらは高級ワインのセラー。
こちらにはアメリカだけでなく、フランスの銘醸ワインも並ぶ。
左側の棚を占めるのはシャンパーニュで、飲みたいボトルも多く並ぶ。
そこそこ飲んで食べてアペロとセラーツアーに満足すると、スタッフの皆さんに見送られて店をあとにする。
彼女と過ごす、麻布十番での楽しい夕方は続きます。