今夜のディナーは人気のフレンチ割烹で、ほ志の、清澄白河 2 | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

6月のこと、清澄白河の人気のフレンチ割烹、『ほ志の』で彼女と過ごす楽しい夜の続き。

 

ホワイトアスパラガスのミモレットチーズ掛け。

「三本だから、切り分けのナイフをもらわなくちゃ」と彼女。

 

よく見ると、ちゃんと四つに切られていたので、箸で取り分け。

すり下ろしたばかりのミモレットの香りが良い。

 

飲んでいるワインは、イタリア、アブルッツォ州のコッレフリージオが造る、ヴィーニ・デル・モーロ、トレッビアーノ・ダブルッツォ、2021年のマグナムボトル。

 

フルーツとマスカルポーネのサラダ。

 

マスカルポーネの下には、パイナップルとフルーツトマト。

 

6月の完熟トマトは甘みが強く美味い。

大好きなマスカルポーネがたっぷりなのが嬉しい。

 

赤ワインも白と同じシリーズのマグナムボトル。

イタリア、アブルッツォ州のコッレフリージオが造る、ヴィーニ・デル・モーロ、モンテプルチアーノ・ダブルッツォ、2021年。

 

松阪ポークのソテー、赤ワインソース。

厨房に厚みのある美味しそうなロース肉が置かれていたが、それがこの料理になって出された。

 

肉に掛けられているのは、タプナード。

 

モンテプルチアーノが良く合う。

 

この松阪ポークは肉質が柔らかく、旨味が凝縮されている。

 

〆は、黒トリュフのリゾット。

たっぷりの黒トリュフの香りが素晴らしい。

 

リゾットには、スパークリングワインを合わせる。

 

スペイン、カタルーニャ州のラ・ロスカが造る、ラ・ロスカ、カヴァ、ブリュット。

 

リゾットに使われているのはグラノパダーノ、上に振り掛けられているのはパルミジャーノ・レッジャーノ。

黒トリュフの香りに加え、濃厚なチーズの味わいが素晴らしい。

 

〆のリゾットを食べながら、カヴァを更に一杯。

今夜も少々飲み過ぎ。

 

星野シェフに礼を述べ、お店をあとにする。

サービスも心が籠り、とても気持ちが良いお店だ。

人気の理由が良く分かった、清澄白河の『ほ志の』で彼女と過ごす、楽しい夜でした。