6月のこと、池袋の何時ものホテル、「メトロポリタン東京」で彼女と過ごす、まったりワインのステイの続き。
部屋に戻ると、購入品をエコバッグから取り出して食事の準備。
KALDIで買ったのは、今夜用のチーズ、干しイチジク、フレッシュオリーブ、彼女の明日のブランチ用のハモンセラーノとパンダの杏仁豆腐。
KALDIはチーズが入荷しないそうで、ブルーやウォッシュが無かったので、初めてのクリーミー・レッド・チーズを購入。
ポンパドウルのフォカッチャとプチアンリシールもスタンバイ。
何時もはシャンパーニュだが、今夜は特別なクレマンを持参。
ウィルムが造る、クレマン・ダルザス、プレステージ、ブリュット。
このクレマンの何が特別なのかと言うと、アルザスの三ツ星レストラン、『オーベルジュ・ド・リル』がオンリストするワインで、オーナー・シェフ、マルク・エーベルマン氏イチオシのクレマン・ダルザスなのだ。
このワインは、日本で『オーベルジュ・ド・リル』を展開する『ひらまつ』の直輸入品。
豊かな泡立ち、濃厚な果実味、後味には爽やかな苦味。
「セパージュは何だと思う?」と私。
「シャルドネではないわね。ピノ・ノワール主体かしら」と彼女。
「オーセロワだよ」。
「オーセロワなんて知らない。わかる訳ないじゃない」。
「オーセロワはブルグンダー品種の一つで、別名はアルザス・ピノ・ブランなんだよ。ピノとの答えは、当たらずとも遠からずだね」。
こんな会話も楽しい。
クレマンのお供は、干しイチジクとフレッシュオリーブ。
アジアンサラダの蒸し鶏とパクチーのやみつきサラダはたっぷり買ったので、彼女が半分とってもまだこんなにある。
ドレッシングは二種から選べるが、何時もクミンドレッシングにしている。
これが良く合って美味い。
相盛りにしたのは、フロプレステージュの海老とアボカドのタルタルサラダ。
次に相盛りにしたのは、柿安ダイニングのアボカドとマッシュポテト。
初めて買ったが、これがなかなか美味い。
白ワインは、最近気に入っているクリーンスキンワイン。
ニュージーランドのソーヴィニヨン・ブラン、ホークス・ベイ、2022年。
クリーンスキンワインは、ぶどう品種、産地、ヴィンテージしか情報を開示しない代わりに、リーズナブルな価格で販売される仕組み。
ソーヴィニヨン・ブランなので南島のマールボロのワインだと思って買ったが、届いたのは北島のホークス・ベイだったので少し驚いた。
マールボロにも似た華やかな柑橘の香り。
驚くほどシャープなボディ、後味にはグレープフルーツの皮の軽い苦み。
ホークス・ベイはシャルドネばかり飲んでいたが、ソーヴィニヨン・ブランも品質が高い。
ルームサービスがまだ始まらず、アイスバケットを持ってきてもらえないので、KALDIの保冷バッグにキュービックアイスを詰めて代用。
KALDIで買ったチーズも食べることにする。
ドイツのルジェット、クリーミー・レッド・チーズ。
ウォッシュのようだが、香りは強くない。
このチーズ、フォカッチャと一緒に食べると美味い。
白ワインに合わせるのは、ナトスのマグロたたきサラダ、焦がしにんにくドレッシング。
このマグロ料理はとても美味しくお気に入り。
グリーングルメで初めて買った、涼を味わうきすのみぞれ添え。
フライはワインに良く合う。
彼女と過ごす、何時ものホテルでのまったりワインのステイは続きます。