5月のこと、銀座のイタリアン、『アンジェロ』で彼女と過ごす楽しい夜の続き。
『アンジェロ』の店内は三層に分かれていて、なかなか複雑な作り。
今夜も私達のテーブルは、上段。
彼女が、「一番奥の下段にシャンデリアが素敵な部屋がある」と言うので、見に行くことに。
中段に下り、エントランス方向に進む。
この先を左に二回曲がると、突き当りに下段の部屋が現れる。
ここが中段から見下ろす下段のシャンデリアの部屋。
なるほど、この部屋は隠れ家感が強く面白そう。
私達が居る上段の下にも、階段で下ると個室がある。
パーティーに使われているようだ。
テーブルに戻ると、パスタが届く。
今夜はパッケリかと思ったら、縦に筋が入っているので、リガトーニ。
リガトーニの豚すね肉ラグーソース。
濃厚なソースがリガトーニに絡んで美味い。
飲んでいるのは、ニュージーランドのオーバーストーンがマールボロで造る、ソーヴィニヨン・ブラン、2022年。
魚料理が届く。
ここの名物料理、真鯛のフリット、雲丹と生海苔のソース。
取り皿に取り分けるのは私の役目。
このソースは真鯛のフリットに本当に良く合っている。
肉料理に合わせ、赤ワインも抜栓。
いや、スクリューキャップなので、開栓。
オーストラリアのデ・ボルトリが造る、ロリマー、シラーズ・カベルネ、2022年。
気軽なワインだが、デ・ボルトリのワインに外れは無い。
ヴィーガン認証マークが付いている。
黒毛和牛ランプの昆布締めグリル。
二人の皿に取り分ける。
この焼き色が食欲をそそる。
牛のグリルとシラーズ・カベルネはベストフレンド。
ワインも進む。
定番のドルチェが届く。
ドルチェは二種。
この皿がドルチェに良く合う。
ロイヤルミルクティーのパンナコッタ。
オレンジのカタラーナ、ブルーベリーソース。
〆は熱いコーヒーでいっぱいになったお腹を癒す。
羽根の模様が面白い。
今夜も満腹満足で店をあとにする。
お腹がいっぱいなので、銀座から日比谷方面へ少し散策。
「面白そうなお店だね。美味しいのかな」と私。
「興味ないわ」と彼女。
フレンチやイタリアンのお店とワインにしか興味が無いのだ。
日比谷仲通りまで来た。
今夜もゴジラは元気に吠えている。
彼女と過ごす、銀座のフレンチでの楽しい夜でした。