5月のこと、ちぃさんと丸の内で待ち合わせ。
広く長い丸の内の地下道を歩き、「丸ビル」に向かう。
目的の場所は、「マルチカ」。
「マルチカ」には4月28日の開業以来、一ヶ月で4回目の訪問。
ここには特徴ある素敵なお店が揃っている。
今日はディナーの前に、アペロの予定。
『SAKE COLLECTIVE & SPIRITS』は、中目黒の『And Spirits』の丸の内店。
ここは日本酒、ワインやスピリッツの酒販店で、イートインスペースで飲むことも出来る。
飲める酒の種類が豊富なので、メニューブックはとても厚い。
今夜のアペロは日本酒と決めているので、迷わず日本酒のページから選ぶ。
日本酒は3ページ。
それぞれのページにテーマがある。
・CLASSIC SAKE - 伝統ヲ背負ウ、日本酒 -
・MODERN - 新タナ挑戦カラ生マレタ、SAKE -
・NEW STAR - 新世代ヲ代表スル、スター蔵元ガ醸ス酒 -
CLASSICから一種類、MODERNから一種類を選んだ。
CLASSICから選んだのは、佐賀県多久市の東鶴酒造が醸す、東鶴 純米酒 ワイン酵母仕込み 生。
ワイン酵母を用いた生酒で、フルーティーな甘みと上品な酸を持っている。
使用米は山田錦、精米歩合は60%。
MODERNから選んだのは、香川県観音寺市の川鶴酒造が醸す、川鶴 オリーブ 純米吟醸。
さぬきオリーブ酵母を使用した生酛造りで、ひと夏熟成させた純米吟醸酒。
使用米はさぬきよいまい、精米歩合は58%。
ちぃさんと乾杯。
ワイン酵母とオリーブ酵母の面白い飲み較べとなった。
酒の肴も選ぶことにする。
どの料理も美味しそうだ。
選んだ酒の肴は二種。
信州味噌屋のクリームチーズ味噌漬け。
クリームチーズも味噌漬けにすると日本酒に良く合う。
博多の胡麻さば。
一切れ口に運ぶ。
これは素晴らしく美味い。
リストに高知の桂月のCEL24があったので、CEL24の酒についてお店の方と情報交換。
高木酒造のいとをかしを是非置くようにお話しする。
今日はオーナーの黒田さんが居らっしゃらないのが残念。
次の酒も、CLASSICとMODERNから選んだ。
CLASSIC SAKEから選んだのは、広島県竹原市の藤井酒造が醸す、龍勢 和みの辛口 純米 八反錦。
広島県と言えば八反錦、飲み飽きしない食中酒だ。
広島県産八反錦を用い、精米歩合は60%。
MODERNから選んだのは、滋賀県甲賀市の美冨久酒造が醸す、三連星 (黒) 純米酒 生詰原酒 吟吹雪。
2007年に生まれたブランドで、黒は吟吹雪を使用した酒。
米の旨みを持ちながら、キレの良い辛口。
滋賀県産吟吹雪を用い、精米歩合は60%。
他に白と赤があり、白は山田錦、赤は渡船6号で仕込まれている。
再びちぃさんと乾杯。
このお店は酒の品揃えが他の日本酒バーとは一線を画し、面白い。
時々顔を出したい店だ。
さて、そろそろディナーの店に向かうこととしよう。
ちぃさんと過ごす、楽しい夜は続きます。