5月のこと、ちぃさんと大手町で待ち合わせ。
今夜はステーキハウスでシャンパーニュ・ディナーの予定。
場所は、大手町プレイス・ウエストタワー。
地下1階から2階まで吹き抜けになっていて、地下1階のレストランには広いテラス席が用意されている。
今夜のお店は、『RRR otemachi Kobebeef & Wine』。
”RRR”は”トリプルアール”と読む。
開店と同時に一番乗り。
奥のテーブルに案内されたので、奥から入り口方面を撮影。
ニューヨーク、マンハッタンのステーキハウスをイメージした内装なのだそうだ。
マンハッタンの色々なステーキハウスに行ったことがあるが、あまりイメージが合わない。
今夜はどんな料理とワインに出会えるか楽しみ。
まずはシャンパーニュを抜栓。
ジョセフ・ペリエ、キュヴェ・ロワイヤル、ブリュット。
ビクトリア女王とエドワード7世に愛され、ロワイヤルの名称使用を許された、英国王室御用達のシャンパーニュ。
1825年設立で、今も家族経営を守り続ける名門メゾン。
総延長3kmに及ぶ地下セラーを持つことでも有名。
輸入元はJALUX。
ちぃさんと、今夜もいっぱい飲みましょうの乾杯。
美しいシャンパン・ゴールド。
熟した蜜入りリンゴや洋梨の香り。
ファーストアタックは引き締まった辛口、その後から果実の熟成感、活き活きとした酸が現れる。
セパージュは、シャルドネ35%、ピノ・ノワール35%、ピノ・ムニエ30%。
瓶内熟成期間は40ヶ月と長く、ドサージュは7g/ℓと少ない。
アントレは、鱸のカルパッチョ。
鱸の旬は夏。
今からが美味しい季節だ。
(5月の記事です。)
新鮮な鱸が美味しく、シャンパーニュが進む。
パンが届く。
何故かステーキハウスのパンは美味い。
オープンキッチンになっているので、料理の準備状況が良く見える。
私達の第二のアントレの盛り付けが始まっている。
鴨が届く。
鴨肉は柔らかく、マスタードソースが良く合って美味い。
二人で三杯ずつ飲むと、ジョセフ・ペリエのボトルを飲み干してしまった。
白ワインはグラスで。
素晴らしい自然派ワインが出された。
ロワール、プイイ・フュメのアレクサンドル・バンが造る、マドモワゼル M 17。
2007年の初VTのぶどうの収穫を始めた日が愛娘、マドレーヌの誕生日だったことから、最上級のキュヴェにマドモワゼル Mと命名した。
17は、2017VTを表す。
ちぃさんと再び乾杯。
驚くほど濃い黄金色。
ソーヴィニヨン・ブランはグリーンハーベストをすることが多いが、アレクサンドル・バンは完熟してから収穫。
熟した洋梨や花梨の香りに熟成からくる軽いエステル香。
濃厚な果実味をキンメリジャン土壌由来の活き活きしたミネラルが引き締め、酸も健在。
ぶどう栽培はビオロジック/ビオディナミで、エコセールやデメテールの認証を取得している。
ちぃさんと大手町のステーキハウス、『RRR otemachi Kobebeef & Wine』で過ごす、楽しいディナーは続きます。